<フィクション92>

ある気功施術者の物語のスピンオフ



つい先日大きな台風が通り過ぎたばかりだったはずなのに、また日本列島に大きな台風が襲い掛かっている。

暗闇の中で風が吹き荒れ、人間界の愚かな揉め事に神がお怒りになっておられるのかも知れない。


クロエは気功施術の世界に入ることで、ミディアムの愚かしさに確信が持てるようになったし、また純な気持ちでそういう世界に入ってこられた人たちがいかに魅力的かと言うことにも気づかされた。


まず、自利と同時に利他(他人の利益のために動くこと)の気持ちが大切にされ、それがない人はいくら修行を積んでも本来の力を授かる事は無い。

またそういう力は自分自身の素養とか素質の問題ではなく与えられるものなのだ。


ミディアムはそんなことすら気づかずに、自分の力だと思っていたのだろうか。


実際には施術のグループに集まってきている人たちは毎日が修行だと思っておられる人たちばかり。


イーサンの一番弟子であるカイトとルー。

さらに、すでにプロの施術師と言えるヨシとボンの楽しいコンビ。

動物大好きで、可愛がっている犬や猫の為にも気功施術ができるようになりたいと応募してきた魔女の素養のあるカレン。

会社を切り盛りしている肝っ玉母さんのような存在かと思いきや、とても勉強熱心で繊細な気配りができるカイナ

やはり、動物や自然が大好きでちょっとわがままなところがあるかわいいヒメ

みんな魅力のある面々。


学習するプログラムは気功施術の基本と並行して魔術の世界(占い含む)も入ってきている。

それは日常差定を繰り返すことで生かされてくる。

そでにタロットと特殊なサイコロを用いて占う六四卦を学習している。


行き詰まりを感じていたクロエは、タロットは修行中の身にとって個人的な解釈が入りすぎるので、六四卦のほうで占ってみた。


【今日明日のあり方】


  • 赤黒と共に「巽・坎・艮・坤」の「坤」が出た。六本とも陰


キーワード: 偉大なる大地

卦辞 : 願い事は大いに叶う。ただし牝馬のように優しく賢く穏やかに…(中略)

…要はいかなる場合にも、安らかで正しい態度が吉を招くのだ。

象伝 : 大地の働き、これが坤である。

君子はこの象に則って、徳を厚くして人々を包容するのである。


  • 六面サイコロは「上」がでた。


上爻 : 龍と龍が黒と黄色の血を流している。

甚だ危険である。




もちろん上記の場合もそうなのだけれど、六四卦どれを探しても悪事を企む者を肯定しているものはない。

苦しくても頑張ることで最後に明るい光が見えてくるのだ。

そして、遠くのほうにその兆しが見えてきている。







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