*プロローグ*
プログラマーっていう職種に就いて、3年半がたちやっとこの仕事の基礎が理解できたっていう時期だった。
もともと女子同士でかたまって何かやるということが苦手で、お昼のときも一人の時のほうが気が楽だった。
適当に女子とは付き合って、飲み会もできるだけ行かないように。。って感じで。
顧客のプロジェクトが終わると、疲れと充実感とたまには落ち込みながらとにかく家でごろごろするのがとっても幸せだった。
でも、会社ではたぶん私の印象って一人で仕事する人、社内の人とはあまり親しく話さない人、でもなぜか悪いときだけ目だってしまう人、男がいつもいそうな女って感じだったと思う。
ワンレングスの髪、バッチリの化粧とタイトスカートとハイヒール、それが私のスタイル。
タイトなスケジュールをこなさなければならないプロジェクトメンバーに選ばれて、充実感を初めて感じながらプログラマーっていう仕事に生きがいを感じていた。
そんな中、先輩たちにはこれまで仕事の質問する機会しかなかったけど、自然と先輩たちと同じタスクを手伝えさせてもらえるようになった。
何度かプロジェクトをこなしていくうち、自分の時間のほとんどが会社のプロジェクトメンバーと一緒の時間となった。
そのうち、それまで尊敬していた先輩といろんな話をするようになり、いつもなぜかその先輩とバッタリ会うようになりとても気になる人になってしまった。
同時にいままでつきあったこともないメンバーに飲み会に誘われた。
何もないけど、でも何度か楽しい時間がすぎ、私は先輩を通じてたくさんの友人にも紹介してもらった。
そんな時会社のお決まりの旅行で、先輩がいつも一緒にいる中井クンから夕食の時、”ケンが夕食の後この旅館のロビーに来てくれって”。
”うん、わかった、ありがとう”。
普通じゃないなって感じたけど、なぜかどきどきしてしまった。
たぶん、中井クンが笑っていたからかな。
夕食のとき、先輩を盗み見たけど、普通だった。
夕食も済み皆も飲みムードにに変わり注意ぶかく周りを見ながら、宴会場を抜け出し旅館のロビーに向かった。
そこには、すでに先輩のケンさんがいて”ユウ、ちょっといい?”って聞かれた。
”うん”って私。
2人で旅館を抜け出し、海辺を歩きながらケンさんが”ユウさ、気づいてる?俺の気持ち?”
なんとなく感じていたから、”うん、少し”。
”そう。。じゃ付き合ってくれないかな。。”
正直とても嬉しかった、だって会社で中心になって仕事している先輩から言われるなんて。
”私で良かったら。。” 半分もいえないまま、突然、先輩に長い熱いキスをされて、そのまま抱きすくまれた。
同時に先輩の欲求も感じて、抑えられない自分の欲求もぶつけたくなったそんな夜だった。
まもなくして、先輩と初めて一線を越えて一夜を過ごした。
先輩の激しさに翻弄されながら女としての幸福感に包まれた。
初めての先輩との夜は、気恥ずかしかったけど、少し酔っていたせいで自然でいられた。
いつもの私のお決まりのブラウスとタイトスカート、激しくキスをしながらもみくちゃになりながら剥ぎ取られた。
先輩の情熱がスラックスの上からも硬く盛りあがっているのがわかるくらいだった。
セックスなんてしないってCoolな顔で仕事しているのに。。
先輩のキスや愛撫におぼれた、そして何度も何度も声をあげた夜。”お願い。。。”って男に奪われる女として幸せを感じた。。