あの激動の札幌のことがウソのように
今日の関西はいいお天気でした
いろんなドラマがあったようだけど
多くの人たちの心がみんな札幌にあったんだなぁ~
・・ってしみじみと思っていました
machacoデス
さて、その日LIVEの時間もずっと
気持ちが札幌に向いたまま
心ここにあらず状態だったワタシですが
ふとテレビを見ると
「志村動物園」をやっていました
その日は特集だったのかなぁ~~~
ある犬と飼い主のことをやっていました
ある少女とその飼い犬コロのお話です
その少女は電車で通学していたのですが
学校でいじめられていて
いつも学校に行くのが嫌な少女でした
それを励ますようにコロは毎日少女を駅に送り届けます
そして電車内で発車を待ち
少女がコロの頭を優しくなでると
電車から降りてうちに帰り
少女の帰ってくる電車が着く時間になるとまた
駅で少女を迎えにいくという毎日
ところがある日
少女が本当に学校に行くのが嫌で
電車の中でぼんやりとしてしまい
コロが電車から降りずに出発してしまいます
それに気付いた車掌さんが怖い人で
怒りだしたため
気の弱かった少女は
「自分の犬ではない」と行ってしまいます
車掌さんから追い払われたコロは
ここで少女と永遠に別れてしまうことになってしまいました
行くあてもないコロは
駅の近くの学校で拾われ
可愛がられて育ちますが
死ぬまで17年間毎日毎日
自分の飼い主だった少女が学校に行く時間になると
駅で少女を探し
少女が帰宅する時間になるとまた
駅で少女を探し続けたそうです
毎日、毎日・・・・
このコロのことが後に新聞に掲載され
それを見つけた当時の飼い主である少女だった女性が見つけ
その学校に出向いて
あの頃のコロの思い出に出会う
・・・っていうお話なんです
思わず涙~
犬ってどうしてこうも忠実なんでしょうね
本当に人間の愛情をたくさん必要としているし
そんな犬からも愛情をもらっているんですね
我が家にはペットはいません
海外を行ったり来たりの転勤が多かったこともありますし
マンションがペット厳禁だからです
でも、一度だけ犬を飼ったことがあるんです
それは、最初の赴任地パキスタンでのことです
前任者が住んでいた家ごと引き継ぎ
その家に番犬としていたのが「エミリー」という
アフガニスタンシェパードの雑種犬でした
5歳くらいだったでしょうか・・・・
当時、娘がまだ1歳になったばかりで
大型犬との触れ合いがとても心配でしたが
本当にかしこい犬でした
初めは子どもが来たことに喜んで
娘が庭にでると、たくさんじゃれてきましたが
小さい存在で大事に扱わなければいけないと知ると
娘に馬乗りにされようと
尻尾を三輪車で踏まれようとwwww ← かなり酷い~~
じっと娘を見守ってくれていたのがエミリーでした
4年の任期を終えたとき
後任がいなかったためエミリーをどうするか考えた末
会社の事務所で飼ってもらうことになりました
義父がパキスタンに遊びに来た時に
とってもエミリーを気にいって
「栃木のうちに連れて帰りたい!!!!」
・・って言ってたのですが
なかなかそれも難しくて
悩んだ末の選択でした
でも、やっぱりそれは人間の都合だったんですよね
エミリーはそのあとどんどん弱って行ったと
時々会社のほうから聞いていてました
そもそも
パキスタンの人たちって「犬を飼う」っていう習慣がなくて
大金持ちでもペットに「犬」って
当時はあんまりなかったんです
それを事務所で・・・・
事務所で働く人たちも可愛がる余裕はなかったのかなぁ
そこで働く人たちも生活が大変だったから
ご飯もちゃんとあげていたんだろうか
何度も、何度も帰国してから思っていました
でも・・・どうすることもできなくて
1年後、わたしと娘の二人で
パキスタンへ旅行に行ったんです
真っ先に事務所に行きました
エミリーに会うために・・・・
やつれきったエミリーがそこにいました
わたしと娘を見ると
嬉しそうに尻尾をふってくれました
それから1年ほどたって
エミリーがなくなったと連絡がありました
エミリーはずっと私たちのこと
待っていたかもしれませんね
また来てくれると信じて・・・・
テレビを見ながら、そんなことを思いだしてナミダ・・・・
ごめんね、エミリー
連れて帰ってあげられなくて・・・・
パキスタンに住んでる間ずっと
番犬として私たちを守ってくれていたのに
私たちは守ってあげられなかった
連れて帰ることは難しかったけれど
本当に酷いことをしたんだ
・・・って、改めて懺悔の気持ちでいっぱいでした
ずっと、ずっと我が家のリビングには
エミリーの写真があります
ずっと、ず~っと、忘れないように・・・・