幼なじみと近距離恋愛

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あむと有くんの友達以上恋人未満な毎日を綴ったブログです☆

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幼なじみと近距離恋愛-b48b7ad5.gif5月15日(雨)
 
 
先週の土日、私の地元でお祭りがあった。
 
このお祭りは土曜日の夜が一番盛り上がるらしい。
 
土曜日の夕方5時、お祭りの中心地となる神社の前で彼氏と待ち合わせをした。
 
神社の境内もその前の通りも、家族連れや友達、カップルなどですごく賑わっている。
 
こんなに人がたくさんいたら絶対見つからない…
 
やっぱりここを待ち合わせにするんじゃなかったかな…
 
と思っている矢先に、
 
約束の5時の鐘が鳴った。
 
「あーあ…鳴っちゃった」
 
がっかりして、もう一度辺りを見回して振り返ると
 
人混みをかきわけて彼がこっちに来た。
 
「鳴っちゃったな(笑)」
 
「だね、すごい人だもん」
 
「まぁ見つかって良かった(笑)…じゃあ行く?」
 
「うん、行こう」
 
まずは屋台に沿って神社から一周することにした。
 
今年も数えきれないほどの様々な屋台が軒を連ねている。
 
少し歩き疲れて
道端に腰掛けると
 
じゃがバターとから揚げを半分こして食べた。
 
 
こんな時、
やっぱり私はsupercellの
「うたかた花火」の歌詞を思い出す。
 
 
『少し疲れて二人道端に腰掛けたら
遠く聞こえるおはやしの音
ひゅるりら鳴り響く
夜空に咲いた大きな大きな錦冠
もう少しで夏が終わる
ふと切なくなる
逆さまのハートが打ち上がってた「あはは」って笑い合って
「好きだよ」ってキスをした
もう忘れよう
君のこと全部
こんなにも悲しくて
どうして出逢ってしまったんだろう
目を閉じれば
今も君がそこにいるようで』
 
 
とても切ない失恋ソング。
 
お祭りといえばなぜか私はこの曲を思い浮かべてしまう。
 
 
いつの間にかもう辺りは暗くなっていた。
 
神社は、屋台だけではなく
ついでに参拝する人でも賑わっている。
 
私たちも列に並んで
お参りしていくことにした。
 
「ねぇ、何お願いした?」
 
「それ言っちゃ叶わないからダメだろ(笑)でもたぶん…お前と同じことだと思う」
 
「やっぱり?まぁ私も叶わなくなると嫌だから言わないけど、うん同じだよねきっと。」
 
「おう。」
 
それから金魚すくいをして
 
チョコバナナといちご飴を食べた。
 
彼はスマートボールで二百円損をし、
 
私は二百円で水風船を二個釣った。
 
 
時間はあっという間に過ぎる。
 
もう既に時計の針は夜の10時にさしかかろうとしていた。
 
ぽんぽんと水風船を手でついて帰る帰り道
 
遠くの方でまだ
おはやしの音が聞こえている。
 
 
「楽しかった。今までのお祭りで一番楽しかった。」
 
「うん、私も。」
 
「あっという間だったなぁ」
 
「また来年も行こうね」
 
「もちろんっ」
 
 
家まで帰る足どりが
ついついゆっくりになってしまう。
 
今日も私の家の前まで彼は送ってくれた。
 
 
「電話しような」
 
「メールもね」
 
「今日は早く寝ろよ」
 
「だね、遊び疲れでお互いにね(笑)」
 
「おやすみ」
 
「うん、おやすみ」
 
 
久しぶりによく歩いた一日だった。
 
とても疲れているはずなのに
 
「今日」がなんだか終わってほしくなくて
 
まだ寝たくない気持ちになった。
屋台で釣った水風船は
しばらく私の部屋に飾っておこう。
 
 
 
\追加コーナー/
 
 
 
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ぶれててごめんなさい
(人ω<`;)
 
 
 
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-END-