この3連休、ヒマになるなぁ
なんてことを思っていたら
昨日は、急きょ友達に誘われて梅田でランチ。
いろいろ歩き回って、くったくた。
このごろ、後からしんどさが来る。
今週は早く出勤したり、残業(?)したり
なんだか時間が変則的で
やたらしんどかった上に
昨日の梅田。
日曜日は ぐだ~っと寝るぞ!
と思って、目覚ましも止めて寝ていたら
朝方、なんだかマンションの通路(玄関側)が騒がしい。
寝ぼけ頭で考えた・・・
「そういえば、消防設備点検があるとかってちらしが来てたっけ。今日やっけ?」
「となりは避難ハシゴの点検もあるからガタガタ騒々しいのかなぁ」
すると、聞こえてきた無線とのやり取りの声が
うちのマンションの住所を言ってる
ん~?
「△○□◇(なにかを言ってるのか聞き取れない)、82歳、女性」
は~?
となり・・・どうかしたのか?
そ~っと玄関ドアの覗き穴から外を見たら
めっちゃ人がいっぱいいる。
すると、
ピンポ~ン
ドンドンドンドン!!
ドンドンドンドン!!
「は、は、はい!はい!」
慌ててドアを開けると
頭にはヘルメット
背中にはボンベ
そして、着ているのは、オレンジのつなぎ。
そー
レスキュー隊のおにいちゃん!!
「ちょっとベランダを見せてもらっていいですか!!!」
「は、はい!どどどどどどーぞ!」
「失礼します!!!!」
ダダダダダっと急ぎ足でベランダへ行き
ベランダの壁からとなりを覗き込み
「行ける!!!窓開いてるぞー!!!!」
すると今度は玄関から
「切った!!!もういいぞー!!!もどれー!!!」
「戻りまーす!!!」
ベランダから部屋に入りながら
「すみません!ありがとうございました!!!」
「い、い、いいえ。」
ドアのところで、隊長らしき人が
「ご協力ありがとうございました!」
なんと男前な。
顔が良いっていうよりか、きりっとした何とも言えない良い笑顔。
ほれてまうやろー!(←ウソ。(笑)
その隊長らしき人の横には家主さん。
「おとなりのおばあさん、倒れてんねん。」
さっきの隊長さんの「切ったー!」は
どうやら玄関ドアのチェーンを切ったということのよう。
うちのとなりはおばあさんの一人暮らし。
ちょっと前に足を骨折して退院したばかり。
先日も手が震えてカギが開けられないから
手を貸してほしいとうちに来てた。
近くにご家族がいるのに、同居はしていない。
けがで足が悪くなってしまった高齢者。
見た目にも、話してても、そんな高齢には見えないけど
けがをすると
体が悪くなると気の持ちようが変わるんだよ。
私も手術してから、変わったもん。
ちょっとしたことで不安を感じたり
こうして一人ぼっちになった生活がどんなに心細いか。
家族って、いたらいたでめんどくさかったり
腹がたったりするけど
家族がいるというだけで安心がある。
自分の味方がここにいるって思えるだけで
どれほどの救いになるか。
元気で、ずっと健康な人には分からない思い。
おばあさんもきっと不安な毎日を送っているんだと思う。
いくら毎日家族が様子を見に来るといったって
24時間のうちのほんの数時間。
もしかしたら数十分かもしれない。
退院したっていう日におばあさんはすぐに自分のマンションの部屋に戻ってきてた。
こんな日ぐらい、息子さんのマンションに連れて帰ってあげたらいいのに。と思った。
職場でそんな話をしたら
「みんな生活があるから、それは無理ちゃう?気ぃ遣うし、生活に支障がでるって。」
生活があるって。。。
一人を迎えることが生活に支障をきたしますか。。。
自分を育ててくれた親を、「支障」というか。。。
もうこの話は誰にもするまいと思った。。。
夕方、息子さんが手土産を持ってうちに来られました。
おばあさんは軽いけが済んだんだそうです。
ホッとしました。
ご迷惑をおかけしました。って言われて
ベランダぐらいいくらでも貸します
そんな気遣いより、同居してあげたほうがいいんじゃないですか?
・・・なんてことは言えないけど
おばあさんの気持ちを思うと、切なくなりました。
たとえ普段一人っきりで生活してても、どこかに家族がいれば
少々遅い対応とはいえ、連絡なかったら「おかしいぞ」って気づいてもらえる。
でも、私は・・・。
心臓が悪い私は、いつ白骨で見つからないとも限らず。
休み明け、出勤したら仲よくしてくれている総務の人に
出勤するはずなのに来ない
ってなったら、家で倒れている可能性が高いので
家主さんに連絡してもらうようにお願いしとこ。。。
・・・なんてことを考えた日曜日でした。