いつも読んでいるブログです。
ちょうどお薬の記事があり

とても参考になりました。




前回の診察時

双子に勧められたのは
ストラテラとインチュニブ

です。

コンサータは
即効性があるが
12時間ほどで効果が切れるため

たとえば朝飲んで
学校生活を送り

夕刻には薬の効果は切れるが
家では大きな困り感がない場合には

コンサータも良い、と。


双子の場合は
日常生活全般に特性が出て
自身ではコントロールできないため

24時間効く
ストラテラとインチュニブが
良いとのこと。



薬に抵抗があった私は
副作用について聞いてみた。

詳しい副作用は
冊子やネットに書いてある通りで

出る子もいれば出ない子もいる。

重篤ではない場合
1週間ほどで消失すること場合が多い。


こればかりは飲まないとわからないし

クスリである以上
副作用がない薬はない

風邪薬でも眠気が出るくらいだし


そういうデメリットも
もちろんある


メリットの方が大きいから
勧めます、と。

ただその上で

飲むか飲まないかは
ご家族の判断です


そう前置きがあり
お薬の説明が始まった


薬に関しての考え方の例えが
わかりやすかったので

書きます。



小学校生活を、
上り坂だと、まず考えてほしい

定型児はその上り坂を
普通自転車で登る

障害のある双子は、
漕ぐ力が弱く
登るのに苦労している


支援級は
その上り坂の勾配が
ゆるくなったと考える

これで少し登りやすくはなった

お薬は
その自転車に

『電動アシスト』をつけるようなもの

自分の足できちんと漕いで
少しの力だとしても
ちゃんと前に進むことができる

自分の漕ぐ力がいらない
スクーターには
決してしない

自分でできる、ことを
知ってもらう
アシストの役目


小さい子に薬なんてと
抵抗があるのも理解できる

けれども


小さいうちから

『自分でできる』ことの
【自信の根】をはらないと

大きくなって
社会出ても

根がグラグラだと

すぐに倒れてしまう

やっぱりだめだ
自分にはできないんだ
って。


それに
双子の知識の受け皿は
ボウルではなく
ザルのようになっていて


さらに集中することができなく
雑音も多いために
日々が無意識に過ぎる

そうすると

『経験』が

【知識】に

ならない


その結果
知能も遅れる


双子の知的障害は
先天的なものというより

日々の経験が
ほとんど流れてしまい

積み重ならず

知識となっていないため

遅れている部分もある


クスリは
その受け皿を
ボウルに近づける役割もある


ADHDの子は
耳にラジオをつけたまま
生活しているようなもので

たくさんのものが気になり
話を聞き分けることができない


そのラジオを取ってあげることで
話もきけるようになる

受け皿ができれば
経験を積み重ねることもできる

それは知識となり
発達を促す


二人には、
必要なお薬だと思います


こうして

30分くらいかけて
丁寧に説明してくれた


薬に対する概念が
変わった


以前ブログでも
お薬について書いた時

たくさんコメントをいただき

前向きに考えていたのもあり

主治医のこの話で

『飲ませてみよう』と
決断できた


薬で抑えつけるのではなく

アシスト。



とはいえ
子どもなので

投薬にも慎重だと。


だから
まず

問診と採血と心電図をとり
異常がなければ

2週間分、処方してくれる


2週間の間に
副作用がないかを観察し

再診し
量を増減していく流れとのこと。



双子の服薬のための検査は
8月1日。

夏休み中に服薬状態を観察できるのは
よかったのかもしれない


安易にお薬を出すドクターも
いるだろうけど
(大人子ども関わらず)

ゆっくり時間をかけて
説明してくれたり

その上でまた
考える時間をくれたり

本当に良い主治医に
巡り会えたと思う。


薬、合うといいな。


せめてADHDの特性が
少し緩和されれば

過ごしやすくなるかな


双子も、私も。


リブログ先の
タマヨさんも仰っているように

薬に関しては
賛否両論あり
家庭の考え方の違いもあります

私も、かなり疑っていました

夫も、かなり抵抗がありました


ただ

偏見や思い込みだけではなく
しっかりと説明を受けたことで

双子には
薬を飲ませようと、なりました



うまく効くことを
祈るばかりです。