『完訳 7つの習慣 人格主義の回復』スティーブン・R・コヴィー 著
第6の習慣:シナジーを創り出す 創造的協力の原則を読んだので、その感想を上げます。
ここでは最初に「ここまで学んできた習慣はすべて、シナジーを創り出す習慣の準備だった」と述べています。シナジーを正しく理解するなら、人間だけに授けられた4つの能力、Win-Winの精神、共感の傾聴スキル、これらを総動員して最高のシナジーを創り出せるのです。シナジーとは、全体の合計は個々の部分の総和よりも大きくなるということなのです。シナジーの本質とはお互いの違いを認め、尊重し、自分の強みを伸ばし、弱いところを補うことでもあると説明されています。
しかしどこに行き着くのか何が起こるのか、見当がつかない創造のプロセスに歩み出す時は、とてつもない不安に襲われるものです。1歩を踏み出すには自身の確固たる内面の安定性が必要であり、そうして踏み出した1歩が後に続く者達の道となるのです。
これまで学んできた習慣、それらの効果を組み合わせることで、それぞれで得られる成果よりも大きな成果を得られる。それがシナジーの力だということを学べました。