患者さんの口腔から健康を寄与する
スタッフとの「埋められない壁」の隙間から育成コンサルティング
歯科医院専門スタッフ育成講師の大林尚子です^ ^
スタッフが院長に直接言った不満…
これは実際に、ある歯科医院で起こっていることです。。。
スタッフが院長に直接不満を伝えられたそうで、
そのお話しを教えていただく機会がありました。
下記の言葉は、スタッフの不満の数々です。
- アポ外を受け入れて何か私たちにメリットがあるんですか?
- 小さな子どもは治療が出来ないと大変だから受けたくない。
- 点数が目標なんですか?件数が目標なんですか?どっちかハッキリしてください。
- 褒めてください。じゃないとモチベーションが上がりません
- 初診を増やすより、今いる患者さんを大切にすればいいんじゃないですか? これ以上患者さんを受けたら私たちが大変になる。
- 訪問に外来スタッフを持っていかれたら迷惑 どうなるかハッキリ言って欲しい。
- 新しい人は入れたくないし、30代のスタッフを入れて混ぜくられてもイヤなんですよね。
信じられない言葉の数々
びっくりしますが、
このような歯科医院も実際に存在しています
上記の内容から、スタッフが横柄な態度でいることが伝わりますよね。
ですが、始めからスタッフはこのような態度でいたのでしょうか?
他にもこのようなスタッフも存在します。
- 診療時間ギリギリに来た新患を受け付けない。
- 診療時間ギリギリに来た新歓を受け入れたら、患者さんにも分かるくらいスタッフの態度があからさまにイライラとしている
- 先生の指示に返事をしない
- ドアや扉、引き出しなどを耳が痛いほど音を立てて閉める
- 患者さんに対して冷たい態度をとる
- 先生が患者さんからお叱りの声を受ける
- 業務をお願いするとこれは私の仕事ではないと言う
これ以上の態度を示すスタッフもいるようですが、
ここには書き切れません
信じられませんよね?
このようなスタッフになる原因
採用する段階で、
このようなスタッフかどうかの判断ができれば良いのですが、
見学や面接の際にはこのような事が判らない場合が多いのではないでしょうか?
経験を積んだ先生であれば、
面接時に判断できるかたもいらっしゃいます。
過去にこのような悲惨な経験をされていると
真剣に面接を実施し、
採用に慎重になられます。
ですが、
開業して未熟な先生は
スタッフの見どころも分からなければ
一緒に働いて時間が経って
ストレスが溜まるような
スタッフの行動に悩まされるのではないでしょうか?
採用の時点でも問題があるかも知れませんが、
歯科医院の就業規則やルール、
診療方針や経営理念、
先生の軸はしっかりしているのでしょうか?
曖昧でなんとなく毎日診療している歯科医院では
何が正しいのか、
何が間違っているのか、
スタッフが勝手に決めてしまいます。
そうすると、
上記のようなスタッフに育つのかも知れません。
見学や面接の時にやってほしいこと
一番簡単に採用の際に
良い人かどうかを判別する方法は
今いる優秀なスタッフと会話をしてもらう事です。
雑談で構いません。
雑談だけでも
気の合うスタッフかどうかが分かれば
今いるスタッフとの人間関係が良好になりますし
そのまますんなりとスタッフ教育ができます。
私も自信がチーフだった頃、
何名ものスタッフと面接を行いました。
もちろん、先生の面接もあるのですが、
先生との面接の前に私と数分会話をします。
チーフの立場として、
今後一緒に働くスタッフになれる人かどうか
色々聞き出すのですが、
その時の会話は本当に人それぞれ。
就活目的や当医院のどんなところを見て
就職を決めようと思ったのか、
興味津々で聞き出すんです。
そうすると、
人それぞれで
ぼや〜としている子もいれば、
しっかりと答えてくれる子もいました。
横柄なスタッフが多い場合
鏡の法則ってご存知でしょうか?
自分の目の前で起こる現実は
自分を映し出している。と。
人を批判していると
自分も批判している人です。
他人の欠けている部分を気にしている人は
自分の欠けている部分を気にしている人です。
他人にダメ出しする人は
自分にもダメ出しする人です。
スタッフが横柄にな態度になると言うことは
スタッフに後ろめたい事があったり
本当は思っている事があっても言えずにいたり
スタッフに対して見下した態度を取っている可能性があります。
歯科医院を経営している以上、
先生その組織のリーダーです。
良いことも良くないことも全ては先生の責任であること。
自分はそう言う性格ではないから。。。
お金を払えば、誰かにやってもらえるから。。。
先生の歯科医院なのに、
先生が行動を起こし、変化を起こし、成長させる覚悟がなければ
歯科医院は法的整理に追い込まれることもあるのが現実なのです。
このような状況には、
先生自身が危機感を持って
覚悟を持って
改革を起こしてもらいたいものです。
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