忙しすぎた1週間が終わった。

 

フラ、仕事、練習、本番、フラ、練習、本番、そんな感じで終わった1週間。

頭の中にはまだイプへケ(古典フラ「カヒコ」を踊るときのリズムとなる大きなひょうたん型の楽器)の音が鳴っている。

 

土曜日はディズニーの仕事があったのだが、万全の準備もして、すごい暴風雨の中向かったのだが力尽きた。

ワイパー最速でも前も全く見えないレベルの暴風雨で、ハイドロプレーニング現象がそこここで起きているような高速を走るフロリダ市民はタダものではない!!!

 

日本にも台風、プエルトリコにもハリケーン停滞中。

 

我が町もすごいオンショアが吹いている。

 

が、朝は風も弱まっているだろうとの予報だったので、明日からはコンディション的にかなり厳しいだろうし、今日がこのハリケーンが来る前の最後か???と朝から海に出た。

 

何十年と生きてきて、昨日の夜初めてベッドから転がり落ち、危うく犬の上にのしかかるところだった。

相当疲れているに違いない。

左の足の指3本を強打した。涙

 

 

駐車場で、チャリサーファー二人組とすれ違った。(まだ日の出前で暗く、チャリの電灯が点灯していただけで誰かわからず。。。。)とりあえず、窓を開けて挨拶しようとしたら、御三家の二人、将軍と副将軍だった。

 

「今日のコンディションは、うーん、ダメだと思う。」

 

 

と彼らは、家に戻る途中だったようだ。

 

 

彼らエキスパートが言うなら間違いない。コンディションはよくないのだろう。見なくていい。私も帰ることにした。

 

 

が、何かちょっとだけ嬉しかった。

 

 

 

 

彼らは、Tunesの中では一番上手なサーファー二人組だ。まだどちらも現役で働いていて、50前後位だろう。海沿いから少し奥まったところに住んでいるものの、海から徒歩圏内の家に住んでいる。

 

 

彼らの自転車が海の砂浜に停まっていると、「あ!今日はコンディション良好なんだ!」と安心して海に入ることが出来る。私の方が先に来ることもあるのだが、私は着替えたり板をトラックから降ろしたりするので、結局駐車場で抜かされて置いていかれるのだ。彼らがいつも先に入水する。(来ていれば。。。)

 

 

年間を通して一番海で会う確率の多い一番の常連の二人だ。だが、コンディションが悪い日には姿を現すことはなく、一度も見たことがない。

 

 

 

だから不思議でならなかった。

 

 

どうやって、この微妙なコンディションを見極めているのか??サーフラインなどの波予報アプリは数社あるのでそれのカメラでとりあえずの情報はつかめるものの、実際に海に来て見るのとでは、違う日もある。

 

 

私はそういうのをことごとく外すタイプなので、毎日のように海に来ているものの、コンディションが悪くてそのままとんぼ返りだったり、はたまた今日はオンショア強いから辞めとこ!と思ってもベストコンディションだったりするのだ。

 

 

だから、彼らにはきっとそういうのをビデオだけで見極める才能があるか経験の違いなのだと思っていた。わざわざ海に見に来なくても絶好のコンディションの日だけ海に入る方法があるのだと思っていた。

 

 

が、彼らは今日、水着を着てラッシュガードを着て、帽子をかぶり、日焼け止めを塗った状態で、板を自転車の脇に乗せて、海まで来ていたのだ。

 

 

そして、コンディションが良くないと判断して、帰ると言う選択をした。

 

 

 

彼らも人の子だったんだ!神じゃなかったんだ!!

彼らにも普通に家に帰る日があるんだ!!!

 

 

と思ったら、自分も家に帰るのだから悲しい筈なのに、何か嬉しかった。

 

 

疲れすぎていて、今日は動けなかったかもしれない。

 

 

 

今日はこれでよかったのだ。

 

 

 

次は、このハリケーンが過ぎ去った後の残り波を貰えるか貰えないか??の来週だろう。

 

 

今年、アトランティックのハリケーンは落ち着いている。(今のところ。)ハリケーンシーズンは台風と同じようにあと二か月くらい続く。今年は台風が沖縄を何度も通過しているようだが、どちらにも大きな被害がありませんように。