来月の中旬に定期的に行っているボディアナリティクスのスキャンの日がある。
TeamChelseaの進度具合を見極める大切なプロセスの一つである。
どんなに高いTanitaの一番性能のいい体脂肪計を使っても、家で自分で測るのはこれが限度で、さすがにこのスキャンレベルの体組成測定は不可能である。
私は朝起きると、まずは体組成計に乗る。そして、スマホでBluetoothで繋がって、スマホにグラフでその日の体脂肪率から筋肉量、水分量、プロテイン量、脂肪率、メタボリック年齢など事細かに表示される。
怖いくらいにデータに管理された生活で、自分が希望すれば食事管理もスマホでできるが、さすがにこれは自分が大学で栄養を選択した時代もあったことを思い出して自分で手書きで管理している。
ランニング、スイミング、筋トレも全て、その日のリズムから時間から、距離から、スピードからなんでも管理されている。
サーフィンも同じく。これはアプリが違って、サーフィンはサーフィンだけでもっと管理されている。自己投資のレベルが違うからで、動画だけを管理しているサイトもある。
波乗り動画はうちの界隈ドローンの規制が厳しいのでソロショットに撮影を任せており、もっとうまくなったら撮る技術もないから、それこそカメラマンを雇えばいいのだ!といまだに望遠レンズの一眼レフは購入を躊躇っている。
それを見返して、コーチに言われた言葉と共に反省点などをログに書いているのである。
未だにアナログな部分とテックに頼っている場所あり。
小さなころからアスリートとして水の中でも泣けるレベルでトレーニングを受けてきたが、(格闘技ももっと過酷なレベルでだけど)こんなハイテクな時代ではなかった。
カメラで撮影してもらっても現像しなければ紙になって出来上がってこない(しかも1週間くらいかかる)時代だったし、ビデオなど撮影している親は稀だった気がする。長女がシンクロで頑張っていた時代でさえ、iPadが二代目くらいでまだアウトカメラがなく、撮影したものをすぐに見返して直すなどはできなかった。
先日、マッスルグリルのサブチャンネルの動画で、村田さんが良い事を言っておられた。今の時代は、スマホでも動画を撮って、自分のフォームなどを見直せる時代が来たと。その通り。
私たちが育ってきた時代はそういった、自分の悪いところを見直す。。。ということが瞬時にできなかったのだ。
本当にこれにおいては便利な時代になって、恩恵を受けることが多くなった。
自分のフォームや、間違っているところを自分で見て、または他人に指摘されたりして直していくということが、上達への近道であることが多いのだ。
長女の競泳時代のコーチはあの誰もが知るオリンピックメダリストを育てた名コーチだったが、
俗に言われる
Practice makes perfect
ではなく
Practice changes bad habits
だと言っておられたのが、今では良くわかる。
たくさんの情報が氾濫している世の中でもあり、何を選択するかというのも大切だけど、そして上手な人をみて真似をするというのも大事なことだけど、自分を客観的に見て、その人と何が違うのか、自分ができていないところは何なのか???
それを考えることも非常に大切なことであると、
4月の中南米の修行で学んだ。
自分を見るのが本当につらかった。こんなに下手くそなのか。。。と部屋に帰って何度も泣いた。
家族も犬もみんなおいて、こんな中南米のはるか果てまで修行に来たのに、なんも得られずに帰国するのか。。。と中盤辺りからは確実に焦ってきていたし、更に天候が変わってスウェルも入ってきて、大波に変わった。
今でも、ソロショットの考察をする日が一番いやだ。
プライドが高くて自分の非は認めたくないし、客観的に自分を評価するのも苦手。
それでも上手くなるためには避けられない道なのである。スマホにいろんなことを管理されている。便利な時代の恩恵は受けられるうちに受けておいた方がよい。