悪いこともあれば、いい事もある。そう感じずにはいれなかった日。

親の件や、今夜の夕食会の件で少し落ち込んでいた。


だけど、私がどうこう考えたところで何かが変わった訳ではない。


親については、毒が娘らに回る前に断ち切れたと思えばいい話で、私とは直接関係ないところで起こった事。


夕食については大した事ではない。


私が食べたい店、行きたい店でなかっただけの話。


ベジタリアンやヴィーガンを謳っている今、食べられないお店の方が多いに決まっているのだ。それを変更して貰おうとは思わないし、自分が不参加にすればいいだけの話。



靴を捨てた。



修行用のものだ。



レストラン特有の匂いとベタベタからラナイに放置していた。



例の件から3か月経った。もうそろそろ捨ててもいいだろうという結論を自分で出した。



また行くかも?



と思って取っておいた。



いや、行かんやろ?



という自問自答の繰り返しだった。



私には本業がある。修行奉仕の数倍の給料と待遇で働いている。資格保持者だ。国家資格。その為に学校へ行ったのだから。実際人手も足りない。



娘らもヴィーガンやベジタリアンになった。修行の意味はあまりない。基本的なことは一応覚えたし下手だけど、出来るようにはなった。



昨日憧れの生活を南半球でしてる方がパプリカを使ってベジタリアン寿司を作っていた。ある意味感動した。


そう言う事を学びたかったのだ。夫が釣りのセミプロである以上、これからも夫から学ぶことだって出来るのだ。


師匠にもアシさんにもよくして貰った。これについては何の反論もなく、それだけの理由で十月まで恩返しのつもりでいた。


今回日本で、ある教室に通った。完成作品は、帰国後周りに好評で、自分自身もすごく気に入っていて最高の自己投資だったと思った。



板前修行は、もう自己投資とは思えないのだ。



使われてる感が否めない。



私は、お金の為に働いてないし、収入の面から言えば、別にそんな場所で働かなくても良い。


夫の一馬力でも充分過ぎるインカムなのに、私自身も本業でも働いているのだから。



だから



卒業卒業証書




よく言えばねニヤリ




悪く言えば



挫折ガーン




それでいいのよ。



40からのライフチャレンジの一環だった板前修行。



今年は何にしようかなぁ〜。




そう言う風に前向きに進んで物事を考える方がワクワクする。



自分に偽って働く必要も理由も一切ないのだ。



靴を捨てた。



それで終わったのだ。