私は第一印象が非常に悪い。
その点においては、最近自分でも何とかしようと面接などでも出来るだけ、笑顔でいようと思っているのだが、それ以外ではやはり話しかけるなオーラが出ているらしい。
ジムでも一匹狼でほとんど知り合いはいない。
今日はフラの話である。
私は夜のクラスにいるのだが、規模がすごく小さく新しい人は入っては辞めというのを繰り返し、私と友人のGとその他の間には大きな差が出ている。
私はコンペに出ようと思ったり大会を目指してやっているわけではなく、フラを通じて学べることそして自分の設定したフラのゴールを目指して日々練習に励んでいる。
フラは楽しい。
本当にやっててよかったと思っている。
前回のホイケで、二人のベテランぽい女性に嫌味じゃないんだけど、なんか見下げたような言い方をされたのがかなりカチンと来て、、（私は気が強いので）、
うわー女の園ってヤダわ。
とか思っていた。クムは非常に高齢でこの道半世紀以上の大ベテランだ。そしてそれについてハラウも非常に歴史があり、昼の部のメンバーはほとんどが６０代である。
自分の親と大して変わらない年齢の人たちとうまく打ち解けられる自信もなく、例のホイケでキツイ感じやわ。と思ってたので、なんか交わりたくはなかった。
前回の遠征の時もやたらうちらを初心者、ニュービー扱いして、
まあ、四半世紀以上もフラをやってる人から見れば私らはニュービーなのかもしれないが、私は私で練習は人一倍やってるし、もともと覚えるのも早いし、ハワイ出身という地の利を生かして自分では
「フラを踊れている」
という自負があった。
ハワイ生活の長い夫がホイケを見に来てくれたが、同意見であった。最初はそうじゃなかったのだが、いつの日からか私はフラを踊理始めるとアロハスピリットというのか何なのか、何かが乗り移ったように非常にカンフォータブルな状態で踊っていることに気が付いたのだ。
私はアウアナよりもカヒコを得意としていて、たぶん武道家だからというのもあるかもしれないのだが、キレのある動き、あのフラのすべてに引き込まれ、カヒコを踊るとゾクゾクするくらいエキサイティングな感じがする。
今日は、１１月に世界中のだれもが知ってる有名なあの場所でパフォーマンスすることになった。私は大会には参加しないといってあったが、これは大会ともホイケとも違うし、とりあえず一度はどんなものか出てみようということになったのだ。
メインは別のハラウである。我がハラウは彼女らの後ろの方で引き立て役なのかもしれない。別にそれでもいい。
その練習をするので、今日も来なさいとクムに言われたのに、行ったら欠席だった。そして私が苦手としているリーダー格の一人と、前回のホイケであったハパに出会った。
前回の練習に参加させていただいたときにいろいろいただいたのでそのお礼を言うと、なぜかハグしてくれて、私がまた昼錬に戻ってきたことを心から歓迎してくれているようであった。
練習場に入ると前回の顔ぶれがいて、皆さん歓迎してくれた。
私も気をよくして、ホイケで出会ったハパにももう一度自己紹介し、（最初に会ったときはしていないかな？大雨の日で確か入り口でクムが紹介してくれたような気がしたが。）もう一人の東南アジア系の小さな女性にも自己紹介をした。日本に旅行に行ってたの～と誰かと話していたので、
私も１月に行くんですよ～と話をした。
もう一人のリーダーであるSさんがやってきた。この人は人魚のように美しい。そして彼女が躍るフラも素晴らしい。さすがに彼女も生まれも育ちもオアフのハワイ出身というだけはある。これでうちのハラウはハワイ出身が３人になった。
彼女は私のフラを絶賛してくれる。
そして今日会ったハパにむかって、「彼女はまだフラを始めたばかりなのよ。」
と言っていた。ハパも感心していた。
フラは経験年数だけではない。多分経験が醸し出す妖艶さは私にはないかもしれない。だけど、何か、見る人を引き付けるものがあるのかもしれない。
最近フラに関してコンプリメンとが非常に多くなった。
そして、最後にドレスのフィッティングがあって、なんとリーダー格の人が彼女のドレスを貸してくれるというではないか。
私は買う予定でいたのだが、こういうのは従っておいた方がいい。
とにかく、苦手だと思っていた人がびっくりするほど優しくいい人たちで、今までそんな感情を抱いていた自分に腹が立ってきた。
私は、人をすぐに見かけだけで判断したり、第一印象で中身まで全て決めてしまったりする。
非常に悪い癖の一つだ。
夫はその点、第一印象がよく、温和な印象を人に与えることができる人だ。
３月に、別のパフォーマンスがあるとのことで、それまで別のメレを練習することになった。
なので、これからは昼錬にもしばらく参加する。
月曜火曜と働き、水曜はヨガで解毒、月曜の仕事帰りと木曜の昼はフラでセラピー、週５～６で筋トレ、
なんと楽しい人生なのだろう。
こういう人生を送らせてくれる夫に感謝である。