この話を上っ面だけで聞くと
極悪な人と思われるので、本当に聞く気がある人にしか話さないし、
自分から話す事もない。
母の日が近づくと
周りが母の日ムードになって、
記念日を忘れがちな夫に母の日が近い事をリマインドし、
私は夫の母ではないし、
ものでキャーキャー言う年でもないし花嫌い
特に何事もなく過ぎて行く。
私には産んでくれた母親は実在する。
どこにいるかも知っている。
だが、もう余生において連絡を取ることも話す事もない。
それだけの話だ。
中身なんて全くわからないのに、
かわいそう〜
なんで〜お母さんだよ〜
とかいちいち言われるのが面倒。
ここまで来るのに10年以上かかったのだ。
最後に背中を押してくれたのは、
夫と娘らだった。
私には新しい家族がいる。
ここで余生やって行こうと思ったのだ。
だから私には母の日がない。
夫の母も20年近くに渡り外国人の私によくしてくれたし、大切な家族だ。
それでも母の日ムードが来ると
嫌でも思い出したくないものまで
思い浮かんでくるのだ。