今年はいろいろな新年の抱負があった。まだ始まったばかりだが。


毎年恒例の



痩せる、
怒鳴らない、
温和に、
時間を有効に



などとは別に、



質の高い暮らしをする
お金では買えない喜びを見つける



など今年ならではのものもあった。



そして、今年は9日で怒鳴らない計画が破綻し、


今では普通に、




怖いお母さん




に戻ってしまっている。




姉がどうしてもどうしてもどうしてもどうしても欲しかった




オンライン限定のホ●スターの靴。ワンジーもだが。



オンラインでも全ての国でと言うわけではないようで、住所を入れるとチェックアウトにはいけないシステムになっていたり、送付先の住所を工面したりするところもあったようだ。



もともとはアバ●ロ派だった。今でもアバ●ロが好きだが、コンセプトは東海岸のプレッピーだそうだ。
その点、ホ●スターは西海岸をコンセプトにしていて、イメージがサーファーっぽいところが若者達には受けているようだ。




私は(要するにお金を出す人)、ロゴを前面に出した広告塔みたいな服がどのブランドであれ、大嫌いなので、




もう20年近く愛用しているシャネルでも、いかにロゴが前面に出ていないか。。。。それこそ隠れミッキーを探すような感覚で付いている(もしくはロゴなし)しか最近は買わなくなった。




それでも最初の数年はやはり、ショーオフしたかったのか、大きなマークが付いているものを持っていた。フェンディの全身ズッカ柄の洋服や、デイオールのバックなども流行した時期に応じて持っていた。




そして、子ども達が中心の生活になり、このホ●スターのいかにもサーファーなイメージがどうも受け付けなかったのだが、




しかも、「サーフチャンプ」とかそういうことを堂々とデザインとして書いたTシャツなどもあって、



ロゴがないもの、マークが隠れる程度についているもの




を限定して私は買ってあげることにした。





それが、クリスマスにおねだりしたり貰ったりしたものの中に、





「バード、バード、バード、バード」





みたいな目がチカチカするようなものがあった。




本人はすごく気に入っている。





こんなに可愛い、パジャマや靴は見たことがない。。。と言う。





世代や好みが違うのは仕方のないこと。





しかも私の財布から出たわけではないので、私が着るわけではない、我慢した。





なんと、靴は学校の上履きのようなキャンバス地の白い靴だった。




学校のキャンパスは芝生なのに、白い靴は。。。と思っていたが、




実はこれが2足目である。





一つ目の白い靴は、



ヴァンズである。クラシックな形ではなく、




水兵さんみたいなデザインでレアもので気に入っている。




出た年からずっと大きいサイズを買って、この時期を待っていたくらいだ。





これは、履いてからしばらく経つが、なんか白い色が汚くなっていた。白い靴だと言うのがかろうじて分かるようだ。




もう一つの靴は、欲しくて欲しくてたまらなかった、




白地にロゴのデザインだった。





確かに可愛いが、私は履けない。





それが、この前朝は晴れていたのに、




芝生に霜が下りていたのか、



ちょっと汚くなった。。。というので、




非常に大切にしている娘は、



「これ、洗えないかな。。。」と言い出した。



漂白したらいいんじゃない???




と適当なことを言ってみたら、




車庫にあるシンクで、バケツに水を張り、洗濯の色物漂白剤やらいろいろ持って、ゴシゴシやっていた。




それからすすいで、クリーニング屋のハンガーを曲げ、



サーフラックに干しておいてから数日後。



黄ばんでしまった。





「お母さんが漂白していいって言ったから、やったのに。。。。」





と泣き叫ぶ、娘。




多分すごく大切にしていたのだろう。




周りでは誰も履いてないし、おばあちゃんにねだって買ってもらった多分自慢の一足だったに違いない。






すごく怒られた。





怒鳴られた。




気の短い私が、そこで黙っているわけがない。




まず、人のせいにされるのが、一番嫌いである。




私が靴を黄ばませたわけではない。




逆ギレ。




多分、ここ数年の間でここまで切れたことはないくらい、怒鳴りつけた。




腹わたが煮えくり返るくらい、腹たった。





「もうこんな黄ばんだ靴履けない。。」




とか、




「お母さんがそういったから。。。」




とか、




山のように宿題があるにもかかわらず、




ぐじぐじと終わったことをいつまでも泣きながらお父さんに文句言ってるのが、




さらに火に油を注ぐ。




「履けないなら捨ててしまえばいい。」




と、床にたたきつけた。




これほど、腹が立ったのも久し振りかもしれない。





たかだか白い靴だ。





それをこの世が終わったかのように泣いているのである。






馬鹿にもほどがある。





情けなくて、こっちが泣きそうだ。




今まで履いてたヴァンズはあんなに汚くても平気で履いてたのに、そのブランドの広告塔としか思えないような靴が黄ばんでたくらいで、




「わ~、ナポロちゃんの靴、黄色い~。黄ばんでてみっともない~」




とか、誰かが指差すというのだろうか????




ふざけた話だ。



化粧や、服装などに気を使う年頃だというのは分かる。




が、たかだか靴で大切な時間を(週末には、提出期限が近いジオラマを含めやることが山のようにあるのに、競泳も大会が近くて絞られている。しかもブレはまたフォーム改造しているらしくて、なれないことをやってるから練習後はいつも疲れている。)無駄にしなくてはいけないのか。。。





少なくとも30分以上はぐずぐず言っていた。





「履きたくないなら捨てる、それか我慢して履く。それしか選択肢はないので、早く勉強に戻りなさい」




と言っても、



「2回しか履いてなかったのに。。」



とか、泣きながらお父さんに愚痴っている。




お父さんに、愚痴ったら、黄ばんだ靴が白くなるのか?




アホな話だ。




とにかく、髪の毛がさかさまになりそうなほど、怒った。



娘は、





黄ばんだのは、お母さんの言うことを聞いて洗ったから。





という、固定概念を持って、話をしていた。





とにかく、最初にその乾いて黄ばんだ靴を見たとき、





すごい責められたのだ。





怒りが収まらなかったので、洗濯物を畳んで、寝室に行ったが、





ふと思い立って、知恵袋を見たら、洗剤のすすぎ残しが原因だから歯磨き粉をつけて磨いたり酢水に通してよくすすぐと、綺麗になりますよ。。。




という、




天の声。





寒いのに、車庫に行って、歯磨き粉を持って、歯ブラシで黄ばみをゴシゴシ。





濡れると黄ばみは消える。





今度は乾き方にも問題があるのかと、





ドライヤーで半乾きにさせる。





黄ばみは取れたようだ。





心配した夫が、(さすがに、私もあれだけ怒っていたが、最初に娘に八つ当たりされているところも見ていたので、気の毒に思ったのだろう)




「ドライヤーでやると時間かかりすぎるから、冷蔵庫の下の温風置いておくところにおいておいたら?」




とアイデアをくれたので、




それに従うことに。






朝起きると、




昨日より目立たなくなったとはいえ、




まだ黄ばんでいる。





昨夜、どうせなら。。。。と一緒にヴァンズのスニーカーも洗ったのだ。





どうしたものか。。。と、




今度は、英語のサイトで検索開始。




こういうとき、マルチリンガルなのは使えるな。。と思う。




洗濯機に入れてみたら?私はいつもそうやっているよ。。との回答。なんと、食洗機に入れている人までいたが、さすがにそれは抵抗あるので、



洗濯機にかけてみた。



洗剤は、昨夜の2回目でもう使っていて十分と言う感じがしたので、




酢を放り込んでみた。




知恵袋にも脱水が十分じゃないと、生地が厚いところに洗剤のすすぎ残しが溜まって黄ばみますよ。。。



と書いてあったのだ。





もう3回もあらった。






今は、デンに小型のヒーターを持ってきて、そこの前で乾かしている。




今のところは、まだ少し濡れているので、白い。





やれることはやった。



これで黄ばんでたら、諦める。



捨てるも、我慢するも、娘次第だ。




娘は本当に気に入っていたのだろう。最初に洗ったとき、靴紐も買った当時と同じように通そうと、写真までご丁寧に撮っていた。

photo:01




さ、洗濯の神様は微笑むのか?




そろそろテニスへ行く準備をしよう。



私の気の短い性格は多分死ぬまで治らないのだろう。




そして、あの嫌な性格は、間違いなく娘にも引き継がれているようだ。