何かを始めようとしてもやる気が出ない。
資料を作成しないと…
メールを返信しないと…
部屋の掃除をしないと…

しかし、なかなか重い腰が上がらない。

そんなときの解決法を紹介します。

「とりあえずはじめる」

これです。


・やる気が出ないときこそ始める

重い腰を上げる方法は、とりあえず始めることです。
「いや、やる気がないから始められないんだよ」

はい、しかし、始めてください。とりあえず。

「とりあえず」でいいのです。

掃除をしなきゃいけない人は、とりあえず机の上だけ片付けてみる。

資料作成しなきゃいけない人は、とりあえず表紙だけ、プロットだけ作ってみる。

ブログ更新しなきゃいけない人は、過去記事を読み返してみる。

コツはちょっとでもいいので、とりあえず始める、ということです。


・するとどういうことが起こるか…?

作業を始めるとだんだんとやる気が出てきます。

いったん掃除を始めるとスイッチが入ったように徹底的に磨き始める。

プロットを作るだけだったのに章立てや資料集めまで進めた。

ブログ記事を整理していると、知らず知らず記事のネタが出てくる。

作業興奮と言われるやつです。

これは脳の側坐核(そくざかく)の影響です。

側坐核というのは、「ヤル気発生装置」ですが、本人が「やる気を出さなきゃ」と思っても働きません。これが重い腰が上がらない状態です。側坐核に刺激が入るとヤル気発生装置として動き出します。その刺激がとりあえず始めるということです。


・とりあえず始める。と同時に方向性も確認する

ヤル気の出なかった試験勉強を始めてみると、急にヤル気が出てきた。
あれ?部屋が汚れているな、掃除してみよう。
ん?ベッドってこの位置に置いた方がいいんじゃないの?
模様替えもしよう。
作業BGMは…あ、この音楽をプレイリストに作成しよう。

結局試験勉強は後回しに(笑)

ヤル気が出たのはいいことです。
そして次のステップはその行動力に方向性を装飾していくことです。