「マトリックスレザレクションズ」のDVDを観ました。
ネタバレもあるので、未鑑賞の方は
ご遠慮いただいたほうがいいかと。
これは、映画館で観たかったな～、と
思うと同時に、1回見ただけじゃ理解
できん内容です。
（マトリックス全シリーズ通してもですが）
この「マトリックスレザレクションズ」の
世界観を、タロットで表すと？の問いで
大アルカナから引いてみました。
出たのは、「女教皇」の逆位置です。
思慮深く、冷静に世界を見る女教皇。
陰陽、対立原理を象徴し、
女性性のあやうさを持ったカードです。
このカードの逆位置の場合
思慮に欠けていたり、
なにかに固執するあまり
冷静に判断できない状態
などと見ますが
「マトリックスレザレクションズ」の
世界観として、どうとらえるか？
ホリスティック・タロットで見てみます。
「女教皇」逆位置
偽り、裏表、偽善、秘密
これらのワードだけでなるほどな～、
と思うところがありました。
偽り・・・自分の生きた人生が
ゲームの中のストーリとなっている
裏表・・・ネオとスミス
マトリックスと現実世界
偽善・・・家族を口実に、忙しさを言い訳に
自分の人生を生きる選択を回避している
秘密・・・うすうす氣づいているが、黙っている
また、「マトリックスレザレクションズ」は
ネオが主人公だけど
それ以上に「女性」がカギを握っている
というのも、カードに表れています。
男性の指揮官が統率していた
ザイオンと違い
アイオは、女性の「将軍」
女性の生物学者
女性の船長とその仲間
なにより、物語のキーは
トリニティが握っていたことです。
子供をダシにして、自分を操ったことに
トリニティはぶち切れていましたが
「女教皇」の次のカードが
「女帝」であるのも
なんか納得したのでした。
「女帝」のカードの女性は
「女教皇」と違い、母性を感じさせます。
でも、「マトリックスレザレクションズ」
の世界は、母性というより
クールで思慮深く、直感に満ちた女性
のイメージです。
偽りのイリュージョンの世界で
自分の直感を信じることを
あきらめたトリニティが
いかにして目覚めるか
の物語でもあると思うのです。
そのカギとなったのが
自分の本当の名前を口にしたとき
その名前を自分のものとして
受け入れた瞬間、というのも
「ゲド戦記」（ル・グイン作）
の世界を連想させて興味深かったです。
「女教皇の逆位置は、サイキックな直観力や
性的な魅力が潜在的な状態にとどまっているか
あるいはそれらを誤った形で悪用しているか
のどちらかを意味することにもなる」
（ホリスティック・タロットより）
マトリックスの中のトリニティを
よく表しています。
「そればかりか、自分の中のサイキックな
エネルギー、直感、霊性が失われたように
感じている状態を意味していることもある」
（ホリスティック・タロットより）
「マトリックスレザレクションズ」は
トリニティの物語、ともいえると思います。
この映画については、まだまだ語りたいことが
あるのでまた次の機会に。
それにしても、今回Netflixの同監督ドラマ
「センス８」から、たくさんのキャストが
出演してたのでうれしかった～(*^_^*)
特に、レクシー役のこの方
ドラマでのキャピキャピ女子とは
真逆のクールぶり！
かっこよかった～💛