泣いた後だから、眠くなる。
赤ん坊みたいだ。
眠気に勝てずにそのまま目を閉じる。
でも、また目を開ける。
少し寝たのは覚えている。

でも、このまま朝まで寝るわけにはいかないんだ、
朝になったら、また苦しい時間が待っていて、
どうしようもない出来事にがんじがらめになってしまうから。
目が覚めたときに、まだ21時でよかった。22時でよかった。
朝になっていなくて、苦しい時間が始まらなくて。
電話もならない、家のピンポンも鳴らない、考えても考えても終わらない、そんな新しい1日が始まらなくて、ほんとうによかった。

身をよじるように、寝位置を変える。
その度にあの子もわたしに体をくっつけるように動く。
あなたを不幸にはしたくない。
せっかく繋いだ命を無駄にはしない。
わたしの命と引き換えにでも。