成人の日。
それは毎年必ずある仕事の日であり
今年からは父の命日である。
正確に言うと、
命日は14日なので
一日違うのだけど
前泊の仕事に出かける私に
がんばってこいよ
と声をかけた父は
翌日昼過ぎに帰宅したときにはもう寝たきりになっていて
夕方には話せなくなっていた。
お見舞いに来てくれた職場の方々が帰った後
ゆっくり息を引き取った。
そもそも、成人式があるがために
この連休までは関西に残るのが毎年の習慣になっていて
父の最期を看取ることができたのは、
この仕事のお陰だと思っている。
父は私が帰るのを待っていてくれて、
来年からの私の予定まで考えてくれてたんじゃないかとさえ思う。
父の命日というオプションもついて
私の長い正月休みはこれからも毎年続いていくんだろう。
少し大きくなった太一丸は昨年よりいろんな事が出来る様になって
いろんなコミュニケーションが取れるようになった。
赤ん坊をあやす父の姿を見るのが
私の夢の一つであったような気がするのに
それももう叶うことはない。
今日、ヘアメイクした新成人の中に
理学療法士の学校に通う女の子がいた。
専門学校の勉強は本当に大変だけど
父が命をかけてやろうとした仕事に就こうとする彼女を
頼もしく、そして何故か誇らしく思った。
誰かが築いた礎の上に自分は居て
自分もまた誰かの為の礎となっていくのだろう。
逝く人と、成る人と。