注:この作品は原作を元にした二次創作です。
魔法少女達の一行は、やっと鹿目まどかの家についた。
まどか「マミさん、着きました」
マミ「ここが鹿目さんのお家ね。素敵なお家じゃない!」
まどか「マミさんにそう言ってもらえると嬉しいです!」
マミ「そういえば美樹さん、お家の人に遅くなるって連絡しなくて良いの? ご両親が心配するんじゃない?」
さやか「えっ! いいんです、ウチは・・・父は帰ってくるのいつも深夜ですし、母はとっくの昔に家を出て行っていないので・・・」
マミ「そう・・・ごめんなさいね、そういう家庭の事情とは知らなくて・・・」
さやか「気にしなくたっていいですよ、マミさん。そうじゃないと、なかなか魔法少女なんて出来ませんから・・・」
まどか「それでは皆さん、どうぞ!」
鹿目まどかは門から玄関に向かって歩き始めた。その時だった、怪しい人影が突然、まどかの前に出て来た。
「よう~、遅かったじゃねーか!!」
まどか「誰!? あっ、あの時の・・・」
マミ「あなたは佐倉さん!」
ほむら「佐倉杏子、どうしてこんなところにいるのかしら? あなたは招待していないはずよ!」
杏子「いいじゃんか!さっきあんたらの姿を見掛けてさ!もう知らない仲じゃないだろ!昨日の敵は、今日の友って言うじゃん!」
さやか「あんたって人は、調子イイっていうか・・・」
杏子「でもさ~、ちょっと冷たいんじゃないの!魔法少女同士、あたしも夕飯に誘ってくれよ~!」
さやか「あのね~、さっきのさっきまで勝手にあたしの身体に乗り移ってめちゃくちゃやってたくせに、調子こいてんじゃないわよ!!」
杏子「はぁ~!?何言ってんだてめえ!!あたしがお前の身体に乗り移っただと~!? 一体何の事だ?」
さやか「とぼけるな!!マミさんが言ってたけど、あんたの得意技の乗っ取り魔法、使ってたくせに!!」
マミ「あ、あの美樹さん・・・私、得意技とか言ってない・・・」
杏子「あーん?確かにそういう幻惑系の魔術はあたしの専売特許だけどさ~!知らねーもんは知らねーんだよ!!ぶっ殺すぞ!!」
さやか「この~、とぼけるな!!」
マミ「まあまあ二人とも落ち着いて!」
ほむら「まったく、この二人は厄介ね・・・」
ガチャ!巴マミが二人をなだめようとしていたその時、玄関の扉が開いた。
「誰だい?家の玄関の前で騒いでいるのは?」
扉を開けたのは、まどかの父の知久だった。後ろには弟の達也も立っていた。
まどか「お父さん!!ただいま!ちょっとこれは事情があって・・・」
達也「まろか、まろか~!」
知久「おやおや、これはこれは・・・え~と、皆さんコスプレ部の活動の帰りだね。で、まどかが皆さんを夕飯にご招待したと・・・」
まどか「そ、そうなの~!!連絡しないでこんなに連れて来ちゃたけどご飯大丈夫かな?」
知久「オッケイ、オッケイ!!僕を誰だと思ってるんだい? 4人や5人ぐらいの飯ぐらい何とでもなるさ!!」
マミ「こんばんは。初めまして、え~と、コ、コスプレ部の部長の巴マミと申します。この度はまどかさんのご好意に甘えさせてもらいました。こんなに大人数で押し掛けちゃって、ご迷惑ではなかったでしょうか?」
知久「こんばんは!君が巴マミさんだね。かねがねまどかからは話を聞いているよ。まどかが随分とお世話になっているようで、迷惑どころか大歓迎ですよ!!」
さやか「こんばんは~おじさん!! (それにしてもマミさんがコスプレ部の部長って・・・プププ・・・)」
知久「お~、さやかちゃんも一緒か!こんばんは! え~と、こちらは?」
杏子「チース!あたしは佐倉杏子。夕飯お世話になりまーす!!」
知久「チース!? え~と、佐倉さん、こんばんは!」
ほむら「こんばんは、暁美ほむらと申します。まどかさんにはいつもお世話になっております。今日はご招待戴きありがとうございました」
知久「こんばんは、暁美さん。こちらこそまどかがお世話になっております・・・まどか、ちょっと・・・」
まどか「お父さん、何?」
知久「さやかちゃんはともかく、みんな美少女揃いじゃないか!!凄いな、コスプレ部って奴は!!」
さやか「あの、おじさん・・・あたしにも聞こえちゃてるんですけど~!」
知久「あれ~、聞こえちゃったか~!いやいや~さやかちゃんも個性的でカワイイよ~!!」
さやか「もう~、個性的って一言余計!!」
知久「あっ、ゴメン、ゴメン!!」
美樹さやかは鹿目家にはしょっちゅう遊びに来ていて、鹿目知久とも懇意だった。
まどか「もう、お父さんたら興奮し過ぎて声大きいんだから・・・」
後ろで話を聞いていた佐倉杏子は何か閃いたらしく、ニヤリと笑った。
杏子「やーい!!残念、さやかちゃ~ん!!」
佐倉杏子はそう言い残すと、おもむろに玄関の中に入り、靴を脱いで中へ走って逃げた。
さやか「こら~!!杏子待て~!!残念って何よ!あんただけには言われたくないわ~!!」
ドタドタドタ・・・美樹さやかも佐倉杏子の後を追うように走っていった。
マミ「ちょっ、ちょっと!!この子達は人様の家で何やってるの~!?」
まどか「ははは・・・(二人とも小学生?)」
力無く笑うことしか出来ない鹿目まどかだった。
続く。