(じゃあ、俺行くわ。)
『うん、ばいばい』
はー。今日もだ。
今日も別に好きでもないどうでもいいやつとヤッた。
あいつの名前なんだっけな。
名前すらも忘れた。
私は他人に興味が無い。
モデルにならないかとスカウトされたことは何回もあるけど、芸能界に興味が無い。
けど歌うことは好き。
ギターを弾くのも好き。
一人の世界になれるから。
一つのことに夢中になっていたい。
じゃないと他のことを考えて疲れてしまうから。
芸能人とか全然知らないし興味が無い。
井「けーん!行くぞー」
健「待ってよ~、井ノ原くん!」
准「健くん本当にいつも遅いよね。」
健「うるせー!岡田!」
この時はまだお互いに気付いてもいなかった。
今のこの人生が大きく変わるなんて。
変わりたいとも思っていなかった。
ずっとこのつまらない普通の人生を死ぬまで過ごすんだと思ってた。
けど、あの日。あの場所で。
まったく世界の違う私たちが
出会っていなかったら。
このつまらない人生が変わることは無かったのかな。