嵐のち、嵐 -6ページ目

嵐のち、嵐

嵐さんの妄想小説です。
BLはありません。
リアル設定もありますので、苦手な方はご注意ください。
アメンバーは随時募集しています。

自作ディスクラベルもアップしています。

 

『ただいま~』

 

 

智まだ帰ってないんだ

 

 

先にお風呂入っちゃお

 

 

翔ちゃんにただいまのLINEをした

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・ちゃぷん・・・

 

 

智と二人暮らしになって1年

 

 

智は時々、彼女のところに泊まってくる

 

 

あらかじめ言ってくれたら翔ちゃんを部屋に呼べるのにな

 

 

でも翔ちゃんが来るとなったら大掃除しなくちゃね

 

 

それにしても潤とカズが今も連絡取り合ってたなんて驚いた

 

 

潤にも会いたいなぁ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~翌日~

 

 

『竹内さん、ちょっといいか?』

 

 

翔ちゃんに促されて会議室へ

 

 

ドアを閉めると向かい合わせで座る

 

 

『実は今朝、坂本くんから連絡があって、急遽退職することになった』

 

 

『え?どうしてですか?』

 

 

『お母さんがくも膜下出血で緊急手術したそうだ。命はとりとめたけど、後遺症で半身不随になってしまうそうなんだ』

 

 

『坂本さんのお父さん、確か介護が必要だって』

 

 

『そうなんだよ。お母さんが看ていたけどこんな状態だから坂本くんがふたり看ないといけないって』

 

 

『大変ですね・・・』

 

 

『一人っ子だし、いつかは・・・って覚悟していたみたいだな。それで退職することになった』

 

 

『そうですか。急だけどしょうがないですね』

 

 

『今日から有休消化だから。太陽サービスさんの担当は竹内さんとい後任のだれかってことになる。また決まったら話すよ』

 

 

『はい、承知しました』

 

 

翔ちゃんはサッと立ち上がってドアを少しだけあけると、左右を確認するようにキョロキョロして、パタンとドアを閉めた

 

 

カチャッと鍵を閉めると

『なぁ、みー。その他人行儀な話し方やめてくれよ。つれないなぁ』

 

 

椅子に座ったままのあたしを後ろから抱きしめながら、耳元で囁く

 

 

『ちょ、櫻井課長!』

 

 

『課長じゃねぇよ。しょーちゃんだろ?』

 

 

会社では上司と部下

 

 

そう言い出したのは翔ちゃんなのに、こんなのズルい

 

 

 

『今日は一緒に過ごせるんだろ?』

 

 

 

さらに低くて甘い声になった翔ちゃんに抗えるはずもなくて・・・

 

 

 

火照った顔を隠して

『櫻井課長、仕事中ですよ』

 

 

 

わざと素っ気なく立ち上がってドアの前で

『楽しみにしてます』

自分の席に戻った