「はぁーかっこいい!」
「…はやく告白しなよー」
「いや!だめだめ!私なんか」
「またネガティブ発言!だめじゃん。」
「あぁー。もう…」
だってしょうがないじゃないか。
好きな人は、カッコ良くて人気者。
私は平凡な女。
不釣り合いなのは解ってる。
だけど、落ちてしまったんだから
しょうがないんだもん。
「かっこいいなぁ…」
「誰が?」
「~っ!」
ガタンッ
さっきまで校庭で遊んでたのに
いつのまにかここにいる。
ちょっと汗かいてて、ちょっと息を切らしているのがカッコいい…!
「誰がカッコいいの?」
ずいずい近づいてきて、顔を覗き込んでくる。
ち…近い…
「俺だったりしてー」
“そうだよ"
なんて言えるわけがなくて。
ニコッと笑った顔は、無邪気で可愛い。
女の私より可愛いって何なのまったく。
「あれ?ごめん嘘だよ。で、誰?」
「しっしつこいな…!」
「いやだって気になるじゃん」
「なんないでしょ!」
「なる」
「なんない」
「なる」
「なんない!」
「好き」
「なんなっ…え?」
ぽかんとした私に、笑うどころか
真剣な顔をして近づいて来た。
あぁ。こんな時でもカッコいい。
好き。好き。
私の方がずっと好き。
「すき…」
「えっ」
「すきだよ‥んっ」
思わず口から漏れた言葉を塞ぐように
君の唇がかぶさった。
ふぁーすときす。
ふぁーすとらぶ。
ずーっと教室から眺めていた君が
やっと私のモノになった。
キスの後はなんだか恥ずかしくて。
伏せていた目を上げると、
照れ笑いの君が頭を撫でてくれた。
きゅんきゅんなんてもんじゃない。
ばっくばくです。
「ずっと下から見てた」
「そなの?」
「うん。その為に校庭にいた」
私と同じだ。
見るために、窓のとこにいた。
同じ気持ちだっただけで嬉しくて。
「だいすき、です」
「俺も、です」
初めてが全部、君なんだ。
好きがこんな自然に溢れでてくる。
あきらめなくて良かった。
絶対叶えたかった。
「やっと叶った…」
「わっ私も思ってた!」
君はエスパーですか。
それとも以心伝心ですか。
今一番の幸せ者な気がする。
これからたくさん、想い出つくろうね。
だ い す き だ よ ---