夏の終わりに想うこと。




「リーダー、俺、杏に会ってくる!!」



「うん!

相葉ちゃん、頑張れ!」



俺は、メモを見て杏に電話しようとした、
その時。



「ねぇ、ニノは?」


「あれ?さっきまでいたけど…。」


「あ、あれニノじゃね?」



松潤と翔ちゃんが見る方向に目をやると、

窓の外にはニノと……


杏だった。





え…
なんで…?




「あれ?あの一緒にいる子って…
杏じゃね?」



「え?……相葉ちゃん…。」



心配そうにリーダーが俺の方を見てることにも気付かず、
ただ呆然と2人を見るしかなかった。





杏はニノの隣で幸せそうに笑ってて…
誰が見ても、杏はニノのことが好きなんだなってわかるくらい。



ニノは?




ニノもなんか楽しそうに笑っちゃってるし。




これって…

俺せっかくやる気でたのに、
出番なし…?