2ヶ月もブログのお休みを頂いていたにもかかわらず

変わらずご支持を頂いて本当に感謝いたします。

 

突然、飼っているウサギさんが病気になりまして

食事や排便、生活環境にも影響があり、

付きっ切りの介護が必要となり、それが理由で

お休みを頂いておりました。

 

 

うさぎさんを飼っている方にも耳なじみの無い病気だろうと思いますが

「斜頚」という病気にかかってしまいました。

 

色々調べたら 3歳で発病、11歳で亡くなったというケースを知り、

それくらいの覚悟で介護に臨んでおりましたが

 

発病から2ヶ月  昨日、

4月12日午前10時ごろ

息を引き取りました。

 

うちのはちょっと重いケースだったようです。

 

私は忘れっぽいので少しづつ ここに書いておきます

 

 

でもまだ今は思い出すのが辛いので今日はここまで・・・

 

6月15日 追記

 

大切な人、ものを亡くした時 など 大事にしている言葉があります

何かの歌詞だったかと思いますが

 

「思い出さないけど、忘れないよ」

 

あれから思い出さないようにしていましたが、今日 ふと思い出したとき

そりゃ 辛いですけど 前より 平気なようなので 少し追記します

 

 

 

 

介護は初めてで、亡くなったとき 振り返ってみて

何か間違っていなかったか、苦しい思いをさせていなかったか 今でも考えてしまいます

 

日に日に 弱っていく この子をみていると どうにかできないかと

毎日 100円ショップに通って  環境作りをしていました

 

人間相手でも難しい介護。 

痛いところは無いか、して欲しい事はないか 言葉が聞ければどんなに救われるか 

誰も助けてくれない介護 孤独と 向き合っているうちは ましでした

 

そしてあの朝 孤独が隣にきてしまいました

いなくなったときの 喪失感は 胸をえぐられるようで

どこかにいなくなってしまいたい気分です 

 

焼ける煙が煙突から昇るのを眺めながら 

生きる事の 道理や意味を 考える日になりました

今は思い出せない空の色が どんよりと晴れやかに 生きている私を包んでくれていました

 

 

 

日は さかのぼり 

 

水が飲めなくなった日 

前々から先生に

「水が飲めなくなるといよいよです」

 

まだ大丈夫、大丈夫ですから 先生 お薬を 1か月分ください

 

快く先生は 1か月分のお薬を処方してくださいました。

 

そのお薬はたった1回だけ使用されました。

 

 

 

 

 

その日も 朝から 人間の用事は後回しで 薬の用意から始まります

 

毎日の事です。糞尿だらけの ケージを掃除する為に 

サスケの体を別のケージに移し お腹が空いているタイミングしか 

口にしたくないだろう 薬を ほうれん草に包んで 口に運びます

 

その日は なんだか 可愛く 口を パカッと開けました。

おぉ 今日は ノリノリだね なんて 薬を飲ませ、次の作業に

 

次は体を拭きましょう。 糞尿をとり 床ずれのお薬を塗る為に

体をさわります。

 

先ほどから 口が時々 パカッと開きます。

 

気づいてしまいました

 

お腹が空いているわけではなかったのです 

 

息ができないのです。

 

うさぎは口を開けて呼吸をしません。

 

きっと もうだめなんだ。

 

 

それなのに

 

 

 

 

それなのに

 

わたしは最後、息が苦しい中 薬を口に入れてしまった。

 

 

 

この行為が 死因だったらどうしよう。なんてかわいそうなことをしてしまったんだ。

 

口はとても小さく、無理やり開けてみても 薬は見つけられませんでした

飲んでくれていたら まだ 気持はましですが

息も絶え絶えの中 薬なんか飲めるはずもありません。

 

せめて 最後に 大好きなりんごを食べさしたくて

 

細長く切ったりんごを 水に漬けて 飲み込みやすくし、  与えました

 

今となっては 食べてくれたのか くれなかったのか 思い出せません

 

 

 
 
 
 

 

 

 

 

 

 

 

7月22日 追記

 

 

少しづつ傷も癒え、サスケのことを思い出すこともあり

病気で困っている飼い主の参考になるかもと こうやってちょくちょく追記しております。

 

 

斜頚と一言では説明できませんが
病状として、うちは日に日に悪化する重いほうだったと思います。
 
先生の仰るとおり 本人もパニックを起こすらしく
どんなに痛くても 跳ね回って ケージの檻で体を傷つける毎日です。
すぐに保護する事を進められました。
 
ただ やわらかいからと、フリースの毛布で挟んだ時は
熱がこもって かえってかわいそうな気がしたので
プラスチック製品のレンガサイズの道具と
体を回転させたいときは自分で踏ん張れるように
壁に合成革のシートを配置させていました。
 
革は2枚購入したので排泄物で汚れた場合、交代で洗えるのでとっても便利
プラスティックのレンガも雑巾でうんこもスッと取れてしまうので衛生的
 
環境はバツグンだったと思います。(主観)
 
 
日々症状が悪化するというのは
 
第一段階: 首が少し傾く 目が回るらしく時々大暴れ
第二段階: 首がほぼ体にくっつくぐらい傾き、目が床に触れる 片目はつねにつぶったままになる
第三段階: 餌を自力で食べられない為、著しく体力が無くなり、自立できなくなる 寝たきり
 
 
 
 
だいたいこんな感じでした
 
 
 
第一段階では ケージの中を養生 餌や水は目の前にあればバクバク食べます
 
~養生とは~
建築工事などで、破損防止の手当 。引越し業者が施すアレです
 
 
 
 
第二段階では色々しました。目が床につくので最後の方ではすっかり
目がつぶれたようになり、分泌物で常に汚れ、見ていて本当にかわいそうでした
その為、最初の方は2時間毎の点眼を先生に言い渡されてしまい
ほぼ毎日睡眠不足でした。
買い物もできず、外にいる時間を2時間以内にしなければならなくなったので
この段階で習い事は辞めました。
 
そんな目のために ケージの天井からリードをぶら下げ
ハーネスで体を浮かせる事にしました。
 
これがいけませんでした。目は守れるのですが
エサを食べる時などリードを外して 床に着地すると 全然立てなくなっていたのです
 
先生からはなるべく立ててあげていないと 足腰が弱ると言われていたので
ハーネスを諦めて 目を犠牲にしました。
 
目の保護にと 柔らかそうで分泌物を吸ってくれそうなタオルやトイレシートを
頭がくる辺りに敷いていたのですが
くるくる回ったりする時に巻き込んで
顔がタオルで埋まってしまう事があり 外しました。
 
 
この頃は 水を飲む際には 顔が器に入ってしまうので とても飲める状況ではありません
試したのはスポイト。横から漏れてしまうので飲めているのはわずかですが
本人が喜んでぺろぺろするのでとてもかわいかったです
水やりはエサや点眼より大事だと先生に聞いたので後半は30分おきなどにあげていました
 
TVを毎日見ていますがCMの間に時計を確認すれば やり忘れるなんて事はありません
大変ですがその分 こちらが寝る時は我慢してもらっています
 
 
 
首がほぼ真横なので 立っているのが大変らしく しょっちゅう飛び跳ね回るようになり
ケージを養生するだけでは目も危ないので
ここで完全梱包のような状態で生活する事になります
最初は毛布。熱がこもるので道具を買ってきて
体を両側から挟む状態にし、でも自力で回転もできるような余裕も持たせ
時々は自力で水も飲めますが ほぼ 水まみれになります。
 
挟んだ状態なので 排泄物が 体につくようになり
回転しまくった翌朝などは 体のうんこを取るところから介護が始まる感じです
だけど乾燥したうんこはお湯でふやかしても取れないため
衛生上よくないと考え はさみで毛ごとカットしています
 
これもよくありませんでした
この後、寝たきりなる子には この毛でさえも養生になるので
カットしたむき出しの皮膚は うんこは取りやすくても 床ずれ?傷つくようになりました
その日から 1日2回、軟膏も塗る日々となります
 
 
 
 
 
第三段階については次回書くかもしれません。
以前の追記にちょっと触れているのですが あまりに悲しい次期なので今日は遠慮しておきます