今考えれば、あんなつるつるの接着面がＯＫかどうか
当時の自分に疑問を投げかけたい。。。。
特別にご用意したデザインのイヤリングが
お客様の2回目の着用で破損とのご報告を受けました
実際の時系列は違うのですが、送っていただいたお品物の写真からご覧下さい
上のネジバネイヤリングは販売金具の候補には無かったのですが
お客様のご希望でご用意させていただいたもので、
他の金具にも言える事ですが、接着面は大きくはありません
ですので 今回の接着剤の剥離に関して、主な原因は
シェルパーツ（貝）の素材かと思われます。
シェルフラワーを購入時、貼り付けタイプにすることを決めていたので
販売元に問い合わせた所
2液タイプで強力接着剤を薦めていただきました。
私もこちらの接着剤以上のものはないと判断し、販売を決めました。
新素材の場合、接着テストを行ないます。
例えば・・・
・布
・布の中でも異素材なオーガンジーやチュール
・木
・塩化ビニール
・プラスティック（プラバン）
・レジン
・金属
・ゴム
覚えているだけでこれだけのもののテストを行ないました
今回使用した「シェル」はテストを行ないませんでした。
では剥離した表面をご覧頂きます
シェルの表。接着剤のカケラはありません
シェルの裏側 こちらもつるつるです
ではイヤリング金具の方はどうでしょうか
ちょっと分かりにくいですかね？
がっつり接着剤が残っています
首のところまでしっかり塗り固めていたのですが
着用の動作に耐えられないほどの強度だった事がわかります。
素材の相性とはここまで影響が出るのだと痛感いたしました。
例えば
接着面がもっとシビアなものがありますが、破損報告はありません。
金具はこの3種類
チタンピアスを見ていただくと接着面が小さいのがわかります。
この金具タイプでの販売実績は2件です。
ですが、このタイプは「芯立て」といって、中に棒が立っているので強度がある程度あります
だったらと、こちらもご紹介させていただきます
選択金具はこちら
ピアスタイプは接着面が本当に小さいですし、強度を増す芯もありません。
着脱を想定したキャッチの取り外しや板バネの開閉を何度か執り行いましたので
強度テストはＯＫとしております。
しかし本当に これ以上の接着剤は無いと思っていたので 困った事になりました。
お客様はネジバネイヤリングでシェルフラワーを身につけたいのです。
そのご要望にお応えするにはどうしたらいいか・・・・
そこで、この2液タイプの接着剤に合うまでは レジンで補強していた事を思い出しました
それに、ミンネから出ている雑誌の中に接着剤特集がありました。
それを見て購入していた接着剤も試してみる事にしました
強度と言うより、万能性が上回る接着剤だと認識しています。
この2種類の接着剤にレジン補強で仕上げたいと思います
左が「ＳＵ」 右が「2液タイプ」
頑張れ～接着剤。
裏側にレジンを流し、硬化して 強度テストをいたしましたら
どんなにぐちゃぐちゃにしても 剥離や白浮きのようなクラックも見られなかったので
強度テストはＯＫといたしました。
写真を撮り忘れてしまいました。＞＜；すみません
お客様には新品をお届けしております。
すべての元凶は 接着テストを行なわなかった私にあります。
これからも、お客様にご迷惑をお掛けし無い様に
色々ご報告させていただきますので
今後とも、当ギャラリーをよろしくお願いいたします。
今日は時期を同じくして、修理のご依頼も承りました。
2016年4月に販売させていただきました 当ギャラリーのイヤーカフを
長年ご愛用いただきまして、破損したそうなので 金具の交換をさせていただきました
（元アイテムは販売終了しました）
すこしわかりにくいですかね
こちらも特別仕様で この金具がついていたのですが
この部分だけ残して 折れてしまったとか。
樹脂ノンホールピアスは 繰り返し使うと そこから折れてしまうようです
こちらも写真を撮り忘れてしまいましたが
根元をガッツリ レジンで固めて、 できるだけ折れないよう
補強仕様で 接着させていただきました。
このようなお直しは、お客様の送料負担、金具代を新たに頂戴して
対応させて頂いております。
お手元のガジェアイテムが長年使用して壊れてしまったものなどございましたら
お気軽にお問い合わせくださいませ♪
もしかしたら直せるかもしれませんよ！
（ブログはほぼチェックしておりませんのでメッセージはminneのほうにお願いいたします）
まとめ
仕上げたお品物の写真を2件とも撮り忘れるなど、ちょっと疲労感が否めません。
これらの他にも同時期に金具に関するお問い合わせをたくさんいただいていて
「何かの呪いか？」と 怖くなって 仏壇に手を合わせたくらいですｗ
接着テストに前向きに、長く楽しめるアイテムをご提供できるよう
今後も努力を怠りません。
minneで、気に入ったアイテムを見つけるだけでも大変なのに
せっかく出会ったアクセサリーを安心して購入できますよう
これからもブログで情報を配信していきたいと思います。
