母の自律神経がおかしくなって以来

 

あちこち検査をしたけれど、大きな病気も見つからず

 

もう病院は、母の事を相手にしない。

 

そのことを、母もわかっているのに

 

それでも、血圧が高いだの、脈拍が高いだの言って

 

深夜や明け方に、妹に訴える。

 

 

(心療内科の先生からは

 

血圧や脈拍は、毎回変わるから

 

かかりつけの内科医で計るだけして

 

家で血圧を計るのは、やめるように言われている)

 

 

母には、私も妹も、多くを望んでいるわけではない。

 

父が生きていた頃のように

 

自分が出来る範囲の家事をやり

 

午前中に、グランドゴルフに行って

 

午後は、韓国ドラマを見ていてくれれば

 

それでいいのだ。

 

 

だけど、母にはそれができない。

 

まめだった父は、リタイヤしてから亡くなるまでの

 

約10年間、家の事をなんでもやってきた。

 

母は、朝起きれば

 

父が、母の布団をあげ

 

お茶を入れ、朝食を出した。

 

 

母が、グランドゴルフに持って行くお茶も

 

水筒に準備して

 

母が家に戻るタイミングで、昼食を準備していた。

 

 

買い物も、夕食の準備も父。

 

宅急便の受け取りなども、父がやっていた。

 

母がやる家事は、洗濯と掃除機をかけるくらいだった。

 

 

長くなったので、つづく