ウチのチームには「0報」というのがあります。

これは、日報や週報みたいなもので、0の付く日(10, 20, 30)に提出する、作業の実績報告です。


これらを全社的に管理するシステムは別にあるのですが、この0報は個人でエクセルにて記入します。


このエクセルには関数やプログラムは埋まっておらず、まぁ、言ってみれば「清書」するためと、「集計(合計)」が簡単なだけっていうもの。


で、このエクセルへの入力ミスが多いこと、多いこと…。

「日付は8桁で入力すること(20091020って感じ)」ってキマリがあるにも関わらず、09/10/20とか、10月20日とかになってる…。エクセルだから?

本来、入力しないといけない項目も空白だったり、本当にミスが多い。


個人の数値をチームの数値としてまとめて、正しいかどうかの確認だけで、半日ぐらいかかってしまう…。


「仮にもシステムを制作しているチーム。エクセルに関数やVBAを埋め込んで、ミスがあればアラートを出したり、セルに色付けをしたりして、ミスをなくそう!!!」

と思って、作り始めたんだが…


「本当にシステムにしていいのだろうか?」

「これぐらいは、モラルとしてミスのないように指導した方がいいのでは? 決められたルールさえも間違えるなんて…」

と頭によぎる…。


しかし、

「ヒューマンエラーはシステムで改善した方が断然いい!!」

「確認とチェックで4時間かかるってのはどうよ!?」

も頭によぎる…。


結局、決められず、明日も4時間のチェックを覚悟するのであった…。

(指導方法を考えて、その後、エクセルに関数&VBAを入れ込むか………。結局、指導が悪いのか…)


※上の記事を書いていて、フト、思いだしたのが、年老いた母の言葉(上の記事とはあんまり関係ないけど)。

 数年前、自宅のお風呂を新しいのにした。当時、最新のお風呂。

 設定温度にすれば、その温度になるし、湯量も数値で設定できる。「おいだき」もボタン一つだ。

 けど、母は「ボタンがごちゃごちゃあって分かりづらい。昔は赤の蛇口と青の蛇口をひねって、ある程度の時間で丁度いい湯加減になってた。ぬるくなれば、赤の蛇口をひねればいいだけ…」

 デジタル化が万人に、全てにいい方に行くとは限らない…。