1月  赤ちゃん坊坊の睫毛は冷たく揺れていた

    ササササ

    降る雪は甘ささえ凍らす

    布団が愛しく全ての音が遠い

    まだ春は来なくていい


2月  赤く染まる頬も今は白い

    よく泣く鬼も今しがた寝付く

    その日家へ辿り着いた

    縞模様の子猫と顔を合わす

    ニャー


3月  茶色の箱の中へは入れないよ

    よく泣く子猫はすぐに家へ溶け込んで

    可愛らしい

    雫と供に目覚めた子を抱きしめ

    ソワソワとする

    包装紙と戯れる猫の音はもうたくさん

    ササササ

    ソファーへと沈んでいた眠気も

    交じりながら

    愛しい子の頬を撫でる

    そろそろ春の日が生まれる