褥瘡について書きます。画像はアメンバーの方のみにしていますが、アメンバーの方以外にも...。(文章は全く同じです)最近メールで褥瘡について相談をうけることがあります。主に二分脊椎っ子ちゃんです。

 

まず...褥瘡とは...

 

持続的な圧迫によって、組織の血流が減少・消失し、虚血きょけつ状態、低酸素状態になって、組織の壊死えしが起こった状態です。

 寝たきりや麻痺などで体位を変えられない人にできます。腰の仙骨部せんこつぶや足のかかとの部分、骨が突出している部分など、圧迫を受ける部分に現れます。栄養不良状態があるとそう(傷)が治りにくくなり、慢性化しやすくなります。(ゆうまは食に興味がなく好き嫌いも多いため、補食としてエンシュアHとエネルギー補給ゼリーのお世話になっています)

 

初めは圧迫を受けた部位が赤くなり、水疱すいほう紫斑しはんが現れます。浅い褥瘡では浅いびらんがみられるのにとどまりますが、深い褥瘡では急性期を過ぎたころに創面が徐々に黒ずんで、壊死組織が明らかになってきます。

 このような黒ずんだ壊死がみられる黒色期、さらにこれらが取り除かれると壊死に陥った皮下脂肪や筋肉が汚い黄色を示す黄色期、治癒機転がはたらいて肉芽にくげ組織が再生し創面が赤くなる赤色期、創の周囲から上皮が形成されて皮膚がおおわれる白色期の時期があります。

 慢性のものでは、創が洞穴どうけつ状に皮下に拡大するポケットを形成する場合もあります。感染があると悪臭を伴うことがあり、体力が衰えていると褥瘡の感染が全身的な感染を引き起こすこともあるので注意が必要です。

出血が多いのですが...とのメールをいただくことも多いのですが、出血は血流がいい証拠で褥瘡からの出血は良い事と言われています。逆に出血がないと血流が悪く壊死がすすみ心配な事なのだそうです。

ここ数年自分なりに褥瘡に関して、処置に関しては勉強しました。

とらなきゃいけない栄養素もあります。アルギニンは傷を治すのによいとされています。一度なってしまうとなかなか治らないので褥瘡対策は後弯、側弯がある二分脊椎っ子は気を付けなければいけません。

 

 

ゆうまの今の背中の状態です。背骨に感染をおこし穴が開いたようになっています。これは菌がのこったまま褥瘡が治ってしまい、菌が中に残り骨にいってしまったようです。

ゆうちゃんなんで入退院してるの?っておもってるかたも多いと思います。ゆうまは菌と闘っております。神経が胸椎からのっこてないため内臓も弱いようで菌にすぐ負けてしまいます。

頑張ってるゆうまをかわいそうだとは思いません!処置はかわってあげたいと思ったりしますが私はゆうまの一番の応援団でありたいと思っています。

 

長分失礼いたしました~