普段あまり映画を観る習慣がない私にとって
映画館に行くこと(映画を観に行くこと)は非日常なのです。

仕事がちょっと早く終わったから映画でも観て帰ろうかなとか
家の近くに映画館があるから、レイトショーでも観て帰ろうかなとか
映画が大好きで休みの日は映画を必ず観る
なんて、ちょっと言ってみたいな・・・と思うのですが
たいしたこともしていないのに、日常生活で手いっぱい。
なんとも余裕のない生活に辟易しています。
でも、映画を観たいと思う時があるのです。

非日常に身を置きたい

そんな時、ありませんか?
大きなスクリーンで2時間、映画だけに没頭し、
誰からも邪魔されることなく、時に笑い、時に泣いて。
普段と逆方向の電車に乗ったり、人が多く集まる場所の映画館であれば
ちょっとだけ、自分なりのオシャレをしたりして。

映画のことは、正直わかりません。
批評出来るほど多くの映画、いろんなジャンルの映画を観ているわけではないので
話題作だろうが、上映館の少ない映画だろうが、なんでもいいんです。ちょっと乱暴な言い方ですね^^;
でも、自分が観たいと思った映画は、なにかしら自分が求めているものがあると信じて。。。
私的には近年稀に見る頻度で映画を観てきました。

イメージ 1

2/4にベイマックスを。
そして昨夜、2/10にチョコレートドーナツを。
半月に2本。私にしては凄いです。数年に1本観るか観ないかなのに^^;

映画の感想は・・・本当に個人的感想です。
ベイマックスは、その愛らしさ、優しさに癒されました。
そして、まさかの手に汗握る展開に、背もたれから背中が離れ
ついつい子供のように前のめりになってハンカチ握りしめて見入っていました。←39歳ですが(笑)
私は字幕版で観ましたが、アニメーションなので字幕を追うのが大変ということはなく
あ、私字幕版で観たんだっけ。ぐらいの感じです。何しろ画面に日本語が沢山出てくるので^^
ベイマックスのCMではフワフワ、プニプニのベイマックスがすごく強調されているので
ほんわかした癒し映画のように思われますが、アメリカンコミックなのでスピード感満載です。
その中で、戦闘意欲0のケアロボットであるベイマックスの風貌がクスッと笑わせ、
そしてホロリとさせる、そんな映画だったと思います。
子供は純粋にワクワクし、大人はその先の感情を自分の経験値から深読みするので
忘れていたワクワク感の中で、寂しさや哀しさ、
主人公が成長していく過程でホロリとするのではないかと。
生意気なことを言ってすみません^^;

チョコレートドーナツは、涙が止まりませんでした。
この映画、実は上映終了しているのです(ミニシアター上映でした)
ところが、2/6~2/13の1週間だけ、目黒CINEMAで上映されることを知って
これは絶対に観に行こう!!と。
映画の内容はこんな感じです。

イメージ 2

家族とは何か、愛とは何か。
映画の終盤で「正義はないのか」というセリフがありました。
エンドロールが流れ始めた瞬間、このセリフが私の頭に浮かびました。
私のような単純な人間は、主人公にすぐ感情移入してしまいます。
でもこの映画は違う感じでした。
もちろん、主となる部分は感情移入しているのですが
自分が直面した時、果たして全てを受け入れられるだろうか
この映画に出てくる人達のように、奇異の目で見てしまうのではないろうか
絶対に偏見なく向き合うことは出来るだろうか・・・
だからこそ、わかる、わかるけど、世間は残酷だよと主役に対して思う部分もあり
それがまた胸を締め付ける、そんな映画でした。
感想下手ですみません。。。

ちなみに。
一番上↑のプログラムと一緒に映っているのが
目黒CINEMAで販売されていた、チョコレートドーナツならぬ、チョコレートクッキーです。
上映前にプログラムと、このクッキーを2個購入。
バタバタしている間に上映が始まってしまったので、帰って来てから1個食べましたが
ほろ苦いビターチョコのクッキーで、そのほろ苦さが映画を思い出し
またちょっと涙した、単純な私なのでした^^;

ついつい私のクセで、映画館のような非日常へ足を運ぶと
まわりの方が気になるので知らず知らずに観察してしまうのですが、
少なからず皆さんも観察してしまうことないですか?

ベイマックスもチョコレートドーナツも観客はほぼ女性でした。
(ベイマックスはレディースデーに観に行ったので)
女性というのは現実的ですから、さっきまで泣いていても、すぐに別の顔をするのです(笑)
ベイマックスを観終えた後、会場を出て行く女性3人組が私の横を通る時にしていた会話は
A「なんかさー、もっと泣ける映画かと思ったよ。ぜんぜん泣けなかった」
B「私、途中から寝ちゃったよ」
C「嘘でしょ、どこから寝てたの?」
A「だと思った~。だって体傾いてたもん。あははははー」
というわけで、私が思うに、Cさんだけがベイマックスを満喫したと思われる3人組(笑)
映画だけではなく、他の事でも私はよく思うのですが、
人は誰しも期待します。期待するのは悪いことでもないし、当然のことだと思うのです
ましてや、ベイマックスはいい意味で裏切られたという前評判の高さ。
でも期待するのは結構ですが、期待し過ぎて勝手に自分の中で最高のものに仕立て
自分が満足するレベルでなかったら、期待はずれと吐き捨てる。一体何様なんでしょ(苦笑)

一方、チョコレートドーナツは割と前の席で観賞し
涙が落ち着いてから席を立った私が振り返った時にはもう大半のお客さんがいませんでした。
(20:30からの最終上映回だったので、すぐに帰られる方が多かったようです)
私は涙でボロボロでしたが、案外みんなシレっとしていたのにビックリでした^^;私だけか?泣いたの。
すぐ後ろの若いカップルなんて、ハンカチで涙をぬぐった私の顔を、は?みたいな目で見てました。
マジか…。
いや、君たちは若すぎるのだ・・・。
そう言い聞かせて涙をぬぐった39歳、独身のワタシ(涙)
でも、その近くにいらっしゃったちょっとお上品なご婦人4人組は
「なんて素晴らしい映画」「この映画に出会えて感謝だわ」「誘ってくださって本当にありがとう」と大賛辞。
改めて色々な人がいるな~と実感した夜でした。

そうそう。
目黒CINEMAでは、映画鑑賞マナーとして、音のする飲食は上映中控えましょうという
マナーアナウンスがされますが、私の後方から、上映中(1時間40分弱)に何度か
おそらくニンニク臭的な、なんて言ったらいいのかな。肉料理的なニオイが数回。
でも食べている音はしなかったし、ニオイの時間は短かったので、おそらくゲッ○かと。
映画の前は食べるものにも注意が必要だと思ってみた私でした(苦笑)