音が出る、ちっちゃいおもちゃのピアノではなく、
まさにおもちゃのピアノ。音も出ないピアノ。


昨日、母から珍しく電話がありまして。
何事だろうと思ったら
「あのね、荷物を送りたいんだけど、明日大丈夫?」
「明日?」
日曜の昼間にかかってきた電話なので、明日は月曜。仕事なので受け取るのはやや無理。
ましてや月曜は一番忙しい日。
私も水曜までにやらなければならない仕事があるので、少々返事に戸惑う私。

「でも生ものじゃないから、受け取れなかったら後で受け取ればいいよ」
何かを察したのか、そう言う母の後ろで
「夜の時間があるから」
と何やら受け取り時間の指定を説明している父。
そんな電話の向こうのやり取りを聞きながら、わかったと返事をした私。

案の定、今日は忙しく、ここ最近の中でも忙しい空気が流れる社内。
こんな中帰るのは本当に申し訳ないな・・・なんて思いつつ、
でも、そのために早出もしたし、ちょうど仕事のキリもついたし。
意を決して18:30を過ぎたところで片付け開始。
19:00少し前に、私のチーム以外は全員が残っていた他の事務チームに
「今日だけは本当にごめんなさい、どうしても帰らないといけないので・・・」と帰ることを伝えると
フロアに響き渡るほどの声でみんなに
「わぁ~!!帰るの?帰れるの?帰って、帰って~^^」
と笑顔で見送られてしまいました^^;
そんな仲間に感謝しつつも、ダッシュで帰路へ。

ピンポーンと宅配便のおにいさんが運んでくれた荷物は
母からの少し早いクリスマス&誕生日プレゼントでした♪

その中身が冒頭のピアノ

まるで小さな子どもへのプレゼントのような内容にちょっと驚きましたが、
ひとまず、荷物受け取れたよと母にメールするとこんな返事が。


「子供っぽいかな?と思ったけど、お母さんの中では○○○(私の名前)は高校生なんだよねぇ。
○○○にプレゼントなんて、何年ぶりだろう?選ぶのが楽しかった」


18歳で親元を離れる道を選んだ私。
私は前だけを向いて、自分の未来のために進んだ一歩。
でも両親にとっては時が止まってしまった瞬間だったんだなと16年の時を経て思いました。
そんなメールに、ついつい目頭が熱くなってしまったのですが、
それにしても34歳の娘に贈るプレゼントとしては・・・(笑)

まぁ、でもそれもこれも全部含めて、両親の強い愛を感じた夜でした。
とはいえ、母からのメールの返事に
「そうだね~、来年年女だからね~、私。もういい大人だね」
とは返事しておきました(笑)
わが家は平和で幸せな一家ですね。本当に。