先日、両親に贈りものをしまして。

贈りものと言うほど、たいしたものではないのですが、
いつも日用品をたくさん送って貰っていることもあるので
たまには・・・そんな思いで父に洋服を、母にCDを。

思ってみれば、父の洋服の好みや
どんな色が似合う色なのか、サイズはいくつなのか。
何一つ知らないし、ちゃんと父を見ていなかった私。
もともと、仕事人間でサラリーマンではない父なので、
私が見る父の姿は、怪我しないようにいつも長袖。
色も白やベージュや紺や黒。
休みの日にどんな洋服を着ていたのかさえうろ覚え。

こだわりのない父だから、母が決めた洋服を着ているのはわかっていたけど、
本当はどんな洋服が好みなのか聞いたこともなかったなぁ。
そんなことを思いながら、母から父のサイズを聞きだし、
父の洋服を選ぶ時間はなんとなく嬉しいような気恥かしいような。
でもやっぱり楽しい時間でした。

父は実はピンクが似合う。
母がそんなことを言って父にピンクのシャツを着せていたのを思い出しまして。
50代半ばにして再就職した父に私もピンクのシャツを選んでみました。
娘の私が言うのもなんですが、父は年齢の割には背も高いので、遠目に見たら若く見えます。遠目で見たらね(笑)

父に購入した洋服は全部で4着。
Gパンのサイズは足の長さ等もあるので、今回はトップスのみ。
なかでも、これは絶対にお父さんに似合うはず!!
そう思って購入したポロシャツが1着あったのですが(絶対に着てほしかった!)
母から荷物到着のメールを見たら、それは兄に持って行かれた模様(涙)
あれだけは絶対にお父さんに着てほしかったのにぃぃぃ!!
なんて思ったけど、父も母もいいって言ってるんだからしょうがないと諦めました。ちぇ。

母にはCD(今回は石井さんのではなく母が好きそうなもの)の他にシャツを1枚。
今になってみればもっと購入すればよかったなぁと
洋服屋さんの前を通るたびに思ったりしています。
昨日も用事があって自由が丘へ行ったんだけど、目が行くのは洋服屋さんばかり。
あぁ、あれなら母も着られるかなぁとか、あの色似合うかなぁとか。

これまで何も親孝行をしてこなかった私が
急にこんなにしたらきっと父も母も気持ち悪がるだろうけど、
今思うときに出来ることをしておこうと思っています。

でもって、母から届いたメールを読んですぐに実家へ連絡。
「他に必要なものとか、欲しいものある?たまには遠慮しないで言ってよ。高価なものはプレゼント出来ないけど」
と、まず母に言えば
「ないよ。自分の洋服はちゃんと買ってるの?」
と言われ、次に父にかわってもらって同じことを言えば
「ない」
一言で終わり。
「そんなこと言わないでさ。たまにはあれが欲しいとかないかな?」
と食い下がっても
「ない」
と一蹴される私。そう言えば昔から父の日、誕生日、欲しいものを聞いても「ない」と言われ続けていたんでした。
わかっていてもやっぱりこの一言かぁ~と、頑固な父を切り崩せなかった自分にがっかり。
でもこの頑固ぶりは私が受け継いでいるので、切り崩せないのは仕方ないとわかっているんですけどね(笑)

今年の夏も帰省を予定していない私。
両親からも暑いから帰ってこなくていいよと言われています^^;
でも心配してくれているのは言葉の端々からヒシヒシと伝わってきます。
34歳にもなって、まだまだ自分のことで精一杯な自分が情けなくもなりますが、
もうそろそろ両親のために自分の将来を真剣に考えなければいけないのかなとも思ったりします。
こんなこと言ったら絶対に両親に怒られそうですけどね。

お父さんとお母さんのために生きようなんて思わなくていい。自分の好きなように生きなさい。

なーんて。
あ、母がこう言うところ想像出来ちゃった。
そんな優しさに甘えて好き勝手に生きている私の独り言でした。