そう言ったのは、
今日、久しぶりにいった足裏マッサージで私の担当をして下さった方でした。

夕べお酒を飲んでいたこともあって、夜ぐっすり眠った私は
最近にしては珍しく、午前中のうちにしたくを整えお昼には外出。
とはいえ、街をぶらぶらする予定もなく、目的の買い物を済ませ早々に帰ろうと思ったのですが、
ふと、あ~久しぶりに足裏マッサージに行っちゃおうかなぁ、と思い予約なしでいつものサロンへ。
運良く待つことなく中に入れた私の元へ、フットバスを持って挨拶をしたのが
今日担当して下さった【土肥さん】でした。

ここはスタッフの方を指名することもできるのですが、
私はいつも予約もせずに行くので、その時空いた方に施術してもらっています。
今日はそれが土肥さんでした。

土肥さんはフットバスに私の足を誘いながら
「○○様(私の苗字)フットバスは熱くありませんか?」
「○○様、今日のコースは××コースでしたね。それからゼラニウムとラベンダーのオイルをご希望でしたね」
「○○様、体の調子はいかがですか?気になっている部分はありませんか?」
「○○様、メガネ外してアイピローをご使用になりませんか?」
等々、必ず話しかける言葉の頭に私の名前を呼んで、細かくあれこれ聞いてくれました。
たった1時間足らずの時間の中で、精一杯のもてなしをしてくれているのがすごく伝わってきて、
何度も名前を呼ばれるたびに、ちょっとだけ特別な感じを得られたような気もしました。
それに、普段誰でもアイピローを案内してもらうわけではないと思うのです。
私は以前にも一度アイピローをすすめてもらったことがあるけど、それ以降今日まで一度もなかったし。

とにかく土肥さんの接客は笑顔と私への気遣いが感じられました。
腎臓機能がちょっと弱いと話した一言で、
「腎臓まわりを温めましょうね」と温かい枕を腰に当ててくれたりして。
施術後も、どこがどれぐらい固くなっていたか、老廃物が溜まっていた部分はどこか、
またそれを掌で解消するにはどこがいいのか。
事細かに教えてくれたり、実際に私の掌を簡単にマッサージしてくれたりしました。
ハンドコースが別料金であるのに。

施術後もちょっとお話をしたのですが、
オススメの少し高いコースも、毎回受けるのは大変だから、
半年に一度とか、年に一度でいいんですよ。とか
この商品、私は気に入って使っているんですけどね、でも○○様にはすすめません。
これは必要ないし、むしろ余計なものは取り入れないでいただきたいんです。とか
きっと怒られるよそんなこと言っちゃうと^^;なんて思うようなぶっちゃけトーク連発で(笑)
でもそれが逆に私のことを思って、営業トークじゃなく、本当に思ったことを言ってくれている気がして
せめてこの1時間、気持ちよく過ごさせてもらったお礼を言わなきゃと思って
帰り際に勇気を振り絞って声をかけたんです。
(何気に私、すごい人見知りなので、愛想よく笑ってはいられるけど話しかけるのは結構苦手なんです^^;)

「土肥さん、土肥さんの笑顔は本当に素敵な笑顔ですね。
今日はここにきて本当に良かったです。土肥さんでよかったです」
やっぱりお礼の言葉はきちんと言葉で伝えなきゃ。そう思って伝えた言葉に
「・・・。涙でちゃいそうです。あぁ、嬉しくて泣きそうです。今夜眠れないぐらい嬉しいです」
そう言って土肥さんはまた満面の笑みを見せてくれました。
そして、土肥さんは研修で札幌から来ているので、あと数日しかこの店舗にいないことを教えてくれました。
初めてこのお店でこれからは土肥さんにお願いし続けようかなと思っていたので
ちょっと残念でしたが、残りの出勤日を名刺の裏に書いて渡してくれたので
平日だけど行けそうな日があったら、その日は早いうちにきちんと予約をして土肥さんを指名して
行こうかなって思ってます。お店の外に出て、私が見えなくなるまで見送ってくれた土肥さんに会いに♪

そんな笑顔が素敵な土肥さんと出会えて、私の方が涙出ちゃいそうでした。
やっぱり人と接することって大変なことだけど、
でもやっぱりすごく大切なことなんだなって思えました。

そう言えば、昨日、メンテナンスしてもらおうと立ち寄ったメガネ屋さんの店員さん(男性)も
それはそれは眩しいほどの笑顔だったなぁ。
一度ネジを調整し直して、それで終わりでよかったのに、
「やっぱりネジを交換してもいいですか?お時間大丈夫ですか?交換させていただけませんか?」
そう言って、直したネジを外して新しいネジに交換してくれたっけ。
最後には、かけ具合も点検させてくださいって私にメガネをかけさせると
歪みはないか、メガネの高さはあってるか点検してくれて。
この人も満面の笑みで私を見送ってくれたっけ。

やっぱり考えてみたら、接客業である以上それは当り前のことなのかもしれません。
でも、出来そうで出来ないこともあるし、
受け取る側も当たり前になって、そんな心遣いにも気付かないことがあります。
そんな当たり前のことを、忘れちゃいけないなって改めて思うことができた1日でした。
私も土肥さんみたいな笑顔を出せるように頑張らなきゃ♪