コンサート終演後、
管主様の粋な計らいで、金堂を公開してくださったので
人の流れが落ち着いてから、ライトアップされた東塔と西塔を見ながら再び金堂へ。
「またここに戻ってこられますように」
そう手を合わせて金堂を離れてきました。

イメージ 1イメージ 2ブレまくりだ^^;
























私が働くオフィスには寺院仏閣、大仏様をこよなく愛する方がたくさんいらっしゃいまして
丸の内はんにゃ会というサークル活動をしている方も。
その活動をされている方たちは東京・五反田にある薬師寺別院でよく写経をされているらしく
私が今回薬師寺に行くことを知るといろいろなことを教えてくれました。
薬師寺は宗派問わずなので、誰でもいつでもいらっしゃいという構えでいらっしゃること。
そしてすごく開かれたお寺であることも。

そんな話を聞いていたので、今回のコンサートにしても、
顔魂展のために国宝を別の場所に移動してまで対応してくださったことも
私の中ではすごく納得がいっていたのですが、
帰ってからそのことを話したところ

「それは本当に特別なことだと思う!!」

と。
だからコンサート後に金堂を開けてくださったことも、
国宝を移動してまで場所を提供してくださったことも、
特別なことで、それをこの目で見ることができた私は本当に幸せなことだったのです。
改めて薬師寺の凄さに頭が下がりました。
本当にすごい人は懐が深いんですよね。


いろんな思いがこみ上げる帰り道。
もう少しここにいられたらいいのに・・・。
そんな後ろ髪をひかれる思いで電車に乗り込み京都まで揺られること40分近く。
ついさっき見た石井さんの姿も歌声も薬師寺もすべて夢だったような気がして
ちょっと切ない気持が込み上げウルウル。
車窓から見える景色の暗さも余計に涙腺を緩ませます。
何時になっても車窓から見える景色が明るいことに慣れてしまった自分。
夜は暗いもの。当たり前のことなのにそんなことも忘れていたなんて…。

京都が近付くにつれ、人が少なくまばらになっていく車内。
終点が近くなるとだんだんと現実に引き戻されていきますが、
京都駅手前でライトアップされた東寺が見えて、まだ夢の中にいてもいいような気がしました。

そう、明日は私の唯一の夏休み。
ホテルに戻って、今夜はゆっくり幸せな気持ちで眠ろう。
明日はちょっと寝坊しても大丈夫。
自分だけの時間を堪能しよう。
そんなことを思いながら京都駅に到着。
ホテルに戻って遅い食事を済ませた後は
やっぱり気持が高揚していたのかなかなか眠れず、
日記を書いたり、お友達にメールを打ったり、ちょっとした手紙を書いたり、
一度も見ることないまま鞄に入れてきた京都の旅行誌を見たり。

結局とんでもなく夜更かしをして、挙句眠れなーいっ!!と
ベッドの中であっち向いたりこっち向いたり、もぞもぞ動いてみたり。
で、気づいたらいつの間にか熟睡していた模様。
朝目覚めたら、
それはひどい寝相で、笑ってしまうほどベッドの上が大変なことになってました(笑)
おそらく普段より少し短い睡眠時間だったと思われますが、
こんなにすっきり気持ちよく目が覚めたのは今年に入って初めてかも^^

そういった意味でもこの一人旅はいい旅だったのかもしれませんね♪

またまたつづくぅ。