西の京駅。
私がたどり着いたのはおそらく16:00を過ぎていたころだと思います。
日が傾き始めていたものの、ジリジリと焼けるような日差しとその照り返しはまだ強く
ホームに降りて一気に汗が噴き出す。
帰りの切符を先に購入しておいて、外に出るとそこにはライブスタッフが立っていて
薬師寺までの道のりを案内してくれています。
そして前にも後ろにもファンの女性たち。
その波に逆らうことなく、たどり着いた先に見えたのが薬師寺。
続く道を歩きながら、ここまでの慌ただしさや余裕のなさ、焦っていた気持ちが不思議なほど静かに落ち着いていました。

イメージ 1門の前にも人、道沿いにも人、
とにかくライブを待つ人がたくさんいてちょっとびっくり^^;
入口でチケットを見せるよういわれるも、
小さい鞄からなかなか出せずオタオタしていると
係員のおじさんが一言
「どうぞ。コンサートの人でしょ?ここから入ってくださいね」と。
「あ、すいません・・・」そう言いながら
やっとチケットを出せたのはおじさんの横を通り過ぎたころでした(笑)
わかりやすいとはいえ、おじさん、ちゃんとチェックしたほうがいいですよ^^;
でもその私たちを信じてくれている優しく気さくなおじさんの笑顔にちょっと癒される^^













中に入っても人がたくさんいて、あまりの人の多さに私は薬師寺がどこにあるのかわからず(苦笑)
ひとまず、入ってすぐのところで列ができていた「顔魂展」へ。
そのあとは日陰で休む人たちを見ながら進める方へ足を運んでみて、
パっと開けた景色を目の当たりにして息をのみました。
目の前に広がるのは広大な景色にお堂と塔。その美しさに言葉を失う。

あぁ、私いま薬師寺にいるんだ・・・。

そんな実感を改めて感じて胸に熱いものがこみあげます。
すでに大講堂と金堂の間の中庭にセットも組まれ、椅子も並べられていたため
大講堂の中は見られず。でも大講堂を背にして組まれているセットを見て感動。
私、本当に薬師寺にいるんだ。
もう少ししたらここで石井さんの歌声を聴けるんだ。
そのためにここまで来たのに、
それがすごく贅沢で幸せなことに改めて気付かされました。

イメージ 2スタッフがあわただしく
準備している姿を横目に見ながら
まずは1300年変わらぬ姿の東塔を見上げると、
あまりの素晴らしさにため息がこぼれます。





















イメージ 3向きを変えて西塔へ。
東塔とは違って色鮮やかさに目を奪われます。
太陽が沈み始めていたので逆光の中撮ってしまったから
その色鮮やかさが全くわかりませんね^^;





















イメージ 4そして金堂。
先日、上野で開催されていた薬師寺展で
日光菩薩様と月光菩薩様を間近で拝見させていただき
その大きさと腰をくねらせた妖艶なお姿を堪能させていただいたのですが、
こうして金堂に薬師如来様の両脇にいらっしゃる姿を見ると
まるで別物というか、放っている神々しさが
全く違うように見えたのです。
そして自然と涙がこぼれてきました。

時間も時間だったので、ギリギリで中に入れていただいたこともあり、
薬師如来様の正面に立てたころには入口も正面も戸が閉められ、
外の光が遮断され、また一段と厳かな雰囲気を感じました。
このために、駅で10円玉を5円玉に両替してもらっていたので、
お賽銭を入れて静かに手を合わせ、心落ち着かせて
この場所に導いていただいた感謝の気持ちを述べてきました。









ぐるっとお堂の中を巡り外へ出ると、閉門のアナウンスが。
もっとゆっくり見られるように早く出てくればよかったなぁ・・・なんてことも思いつつ、促されるまま門の外へ。
こういうとき一人は本当に心細くて、いつも一緒にいてくれるお友達の存在の大きさを改めて感じました。
そして、いかにいつも自分が周りの人に支えられ、甘えているかも実感しました。
私は本当に恵まれていて幸せなんだと。

事前のチェックが怠っていたのはなんとコンサートの時間も^^;
私はずっと18:30から始まると思っていたんです。
開演のアナウンスが流れるまで。
だから席についてから思ったより早く開演のアナウンスが流れてびっくり。
「あ、始まったよ」なんて驚きのメールをお友達に打っているころにはすでに最初の曲が流れてました^^;
メインぐらいはちゃんと押さえておこうよ私・・・と自分に突っ込み。
直後に、今日何度目よ?とそんな自分に突っ込み(苦笑)
どんなに心落ち着いてきても、どこまでもダメぶりを発揮するダメ子なあみるでした。とほほ~。

コンサートについてはまた別にレポをアップいたします♪
(する予定。するつもり。する方向で・・・っていつもじゃん^^;)