三島駅に到着してから次に目指すは
「ビュフェ美術館」と「クレマチスの丘」

三島駅から循環バスが出ているので無料でバスを利用することができます。
バスに揺られること25分。
ビュフェ美術館に到着。そこは緑豊かな場所。

イメージ 1奥の白い建物が美術館
手前がミュージアムショップとカフェ
ここではオーガニックな食事ができるそうです
ビュフェとは画家の名前で、この美術館では彼の作品が常設されています
私は初めて知りましたが、彼の生い立ち背景や時代情勢のせいか
作品のほとんどが暗くそして重い色で仕上げられている作品でした。
直線が非常に多く、建物も細かく線が引かれているのが印象的でした。
でもそれだけではなく、昆虫を描いたものや女性を描いたもの
数点は色彩豊かな作品もありました。


でもなにより、印象的だったのはこの美術館の構造でした。
入口を入ると左右に湾曲した通路があり、右が進行方向になっていました。
進んだ先は通常の展示スペースのようでしたが、その奥に広がる白壁の大きなスペースは
部屋の真ん中に周りの壁に飾られたビュフェの作品を見ながら進むように
部屋を縦断しそうなほどの大きなスロープがあって、
うまく説明できないのですが、それが何より印象的でした。
だってこのスロープで下まで降りたら、またこのスロープを上がらないと先に進めないんですもの。
だけど、飾られたその作品とは対照的に天井から差し込む光が白い壁に反射して
非常に暖かくやわらかなイメージのある展示スペースでした。
この他にも多角形をした広いスペースもあって、そこは木目調。
スペースの真ん中にこれまた多角形のベンチがあってそれに座りながら作品が見られるようになってました。

そうそう。
ここの作品は、どれもケースに入っているわけではなく、壁に直接飾られています。
近づけば作品に触れます。もちろん触っちゃダメですけど。
その前に、作品に近づかないでくださいと注意書きがあり、作品に近づくとセキュリティでチャイムが鳴ります。
その距離を私が知ったのは展示スペースを出るころだったので、入ってすぐは何度もチャイムを鳴らしてしまい、
美術館の人と思われる男性に若干睨まれていたような気がします^^;
気をつけなければいけませんね~。反省。

私達が行ったときは特別展で「猫展」をやっていましたよ。
先に進むと最後は湾曲した通路で、入口に戻りました。
全体的に丸い形をしているのかもしれませんね~。
外に出ると、ベンチや芝生でお弁当を食べている人や、キャンパスに向かっている人も。

次に行くクレマチスの丘やこのビュフェ美術館周辺は高級住宅街らしく、
別荘地にもなっているそうです。そういえば、通りに大きな家がたくさんあったっけ。
ってことは、小さい子供ちゃんを連れてピクニック気分でランチを楽しんでいるこの方たちはセレブってやつですかね^^;


さて。
この美術館から次なる目標地「クレマチスの丘」までは
駅からの循環バスと、この両施設だけを行き来しているバスがあるそうです(所要時間5分)
その他、歩いても15分んぐらいで行けるとのこと。
私たちは新幹線の時間が決まっているので、待つよりは先に進んでみますかと徒歩で向かうことに。
が、この道のりが驚きだった!!

イメージ 2美術館からクレマチスの丘に向かう徒歩ルートは
このつり橋を2本わたって、さらに階段をのぼり、
その先の大通りをテクテク歩いてたどり着けるとのこと。
何より、このつり橋が本当に怖くて腰が抜けるかと思いました(>_<)
下は川ではなく沢になっていて、そこにも遊歩道はあったようですが、
その急こう配を歩く自信はさらになく、半泣き状態でつり橋を渡りました。
本当に怖かったです。思い出すだけで腰のあたりが変な感じになります^^;




イメージ 3さらに初めて歩く道は意外と長く感じる^^;
しかも晴天に恵まれまして、嬉しいことながら汗まみれ(笑)
水分補給をしながらの道のりでしたが、到着したころには若干ぐったり。
体力なさすぎです私。
さらにチケットを購入して中に入ると広ーい芝生の中に
点々と大きなオブジェ?らしきものが。
クレマチスとは花のことと直前に教えてもらった私は
やや拍子抜け。お花がたくさん見られる庭園だと思っていたのに・・・。




そんな私が甘かった(笑)
この広い芝生の中を歩いて先に進むと、さらに点々とオブジェがあり、
奥のグレーの建物に入るとそこにはエレベーターが。
これで下に降りてびっくり。ここが丘の上だったのです!
エレベーターで降りた先には美術館のような展示スペースと、外にはこれまた一面芝生の広い庭。
さらにはたくさんの花が咲き誇り、上には私たち以外ほとんどいなかった人が
下にはたくさんいるじゃないですか。上にいるときはとても静かで誰もいないのかな?なんて思ったぐらいだったのに^^;

下の展示スペースには外に置かれているオブジェと同じ作者の作品だと思われます。
人の形をした、わりと人と同じぐらいの大きさのオブジェがたくさん飾られていました。
立体の作品は石井さんの顔魂やセットなんかを見ているので、見慣れていると思ったのですが、
人型っていうのがやや私は苦手だったようで、展示スペースを進む足も気づけばツカツカと足早に。
どうやら私は人型とか苦手なのかもしれませんね。まだまだ「なまはげ」の恐怖が抜けないようです^^;

イメージ 4庭園に出ると、人がたくさん集まっているところがありました。
そこに咲いていた花の中から、私が気に入ったお花を撮影してきました^^
が、このときすでにあまりにも暑くてややボーっとしていた私は
この1枚を撮るのが精いっぱい。これがなんて言う名前の花なのか見忘れちゃいました^^;
ホント体力なさ過ぎです。私・・・。







庭園を満喫し、再び上を目指すとそこには庭を展望できるテラス席のあるお店が。
外に回ってみて見るとそこはレストラン。
でもちょっとお値段が・・・。
お昼どうしよっか、そんな会話をしながら先に進んだら
ミュージアムショップの隣に、カフェ発見!
中に入るとなんとそこはピザ屋さん。
さっそく注文をして外の席を選んで日陰へ。
風が吹いてきて、ちょっと涼しいながらも暑くなった体には心地いい風。
私達が注文したのは、マッシュルームと生ハムのサラダ
ピザはトマトベースとチーズベースがあったので、両方から1種類ずつ選んでみました。
トマトベースは一番人気のマルゲリータ
チーズベースは・・・えっと。ルーコラのなんたらかんたら だったっけ?^^;
とにかく、どれも全部美味しくて、サラダのマッシュルームがサクサクしていたのが今でも忘れられません!
もちろんピザは生地がモッチモチで、素材の新鮮さが感じられるピザでした。
外で食べたからなおさら美味しかったのかもしれませんね♪

ん?写真を見せろ?
わかっておりますとも。
料理の説明は私のつたない言葉じゃ、何十、何百文字で綴っても伝えきれないもの
それに比べて写真が1枚あればイメージは明確ってもの。
わかってはおりますが、そこまでの気力がないほど体力消耗しておりまして^^;
でもごはん食べる元気であけはあった(笑)
まぁ、そこはご愛敬ってことで、お許しくださいませ<(_ _)>

普段、寝て起きて会社に行って帰ってきてまた寝て起きて
そんな生活をしている私にとって、今回は驚くほど天気にも恵まれ
想像以上に太陽の光を浴びたせいか、体がだいぶびっくりしてしまったようで
帰りの新幹線ではすでにぐったり(苦笑)
そして睡魔との闘いで「今寝たら夜眠れないよ」と友達に指摘される始末^^;

だけど時間とは本当に不思議なもので、
詰め込み感なく組んだスケジュールながら非常に充実して
たっぷりと満喫した時間を過ごしたのに、三島から新幹線に乗って自宅帰りつくのはまだ16:30すぎ。
普段ならお昼を食べたらあっという間に夕方になり、気づけば17:30を過ぎていたりするもの。
おなじ時間を同じ人間が過ごしているのにこうも違うなんてね。

贅沢とはたくさんお金を使うことだけじゃなくて
時間や気持ちにも当てはまるんだなって改めて実感した今回の旅行でした。

が。
乗り換えの都合で先に新幹線を降りた私が目にしたのは
遅延中の在来線。そしてホームには人・人・人!!
一気に現実に引き戻され、さらに帰りの電車内で17:00までにやらなければいけないことを思い出す。
も~、私のばか~(涙)なんで忘れてたのよ…。
と泣いてみても刻々と時間が過ぎていくわけで、さっきまでゆったりしていた時間が
まるで倍速で進むように私の心を焦らせる。

結局、ひと息ついた時はすでに19:00過ぎ。
片付け始めたら今度は強烈な睡魔が襲ってきて、片付けはかどらず。
やっとの思いで片付けたらそのまま睡魔に負けて23:00を待たずに就寝(笑)
翌朝5:30に目を覚まし、あまりのことに驚いて唖然とした私でした。
しかも二度寝しても1時間後に目がさめ、まだ寝てもまた1時間後に目が覚めたので
逆にちょっと疲れてしまった休み明けの朝でした^^;

月曜1日の不在がまさか金曜まで続くとは私も思わず、
結局毎日アップできないまま、23:00まで起きていられず毎日ベッドに倒れ込んでは毎朝5:30には一度目を覚ます^^;
へんな1週間を過ごしてしまいました。
というわけで、やっとアップ完了!!
本当に本当に贅沢でちょっとどころかだいぶ背伸びしてみた貴重な旅行でした♪