今朝、いつもより5分ぐらい家を出るのが遅れたので慌てて駅に向かう途中
このタイミングならいつもの電車に乗れる!
そう思って、ちょっと安心した駅手前。

私の左前方で道を渡っていた女性が道の真ん中で
「きゃーーーーーーーーーーーーーっ!!」と悲鳴。
何事かと思ったら私の目の前に人が倒れていて・・・。

それは事故だと思われ、救急車!救急車呼んで!!
とあちこちから声が聞こえていました。
あまりのことにどうしていいのかわからず、
でも、次の電車に乗らないと会社に遅れちゃう・・・
だけとここはどうしたら・・・
いろんなことを考えたけど、結局私は何も出来ず、駅に向かっていました。

事故の関係者だと思われる人はその場にいて携帯から救急車呼んでたし、
叫んだ女性もその場に残っていた。
私がその場にいても何も出来ずに立っていただけかもしれない・・・。
そう思いながら踏み切りを渡り周りを見渡すと
そこはもういつもと変わらない風景。
これでいいの?私に出来ることはないの?
会社より目の前の事故なんじゃないの?
自問自答を繰り返すも、私に出来たことは駅の少し先にある交番に行って自分が見た情報を伝達することだけでした。

いつもと同じ時間にホームに入線する電車。
そこに乗り込む私。
電車に乗ってはじめて気づきました。
私の体はずっと震えていました。
そして鳥肌が立ち、汗が止まらず・・・。
目をつぶれば、倒れていた男性が脳裏に浮かぶ。

本当に、私には何も出来なかったのだろうか?
何か出来たのではないか?
これまでの経験で活かせたことはないのだろうか?

いまも心が痛いです。