海野つなみさんのデイジー＊ラックです。
漫画（コミック）は滅多に読みませんが、この作品と出会えて本当によかったです♪
というのも、
この作品は幼なじみ4人それぞれのオムニバス・ストーリーで、年令設定が30才なんです。
私がこの本を手にしたのも30才になる頃でした。
この話しの中で
「30才になっても意外と平気」
って台詞があるんだけど、実際にそうなんですよね～。
私は20代半ばの頃、凄く自分が中途半端な気がしていたんです。
若くないしキャリアもない。友達は結婚したり、役職についたり、恋に気持ちを高めたり。
私だけが取り残されている感じがしていつも不安で。
そのまま漠然とした不安を抱えて20代後半を過ごしてきたけど、まもなく30才って時に急に肩の力が抜けたんです。
焦ったって30才にはなるんだし、むしろこれからじゃない？って
そして「30才になっても～」の台詞には続きがあって
「持ってないものはたくさんあるけど、この年なりに得てきたものもちゃんとある」
と。この台詞に涙がこぼれました。
私は転職回数が多く、それは自分でも気にしていることだけど、でもそれは変えられない過去。
私が歩んできた道だから、そこを全否定してしまったら今の私もいないわけだし、
これまで経験してきたこと、出会った人までも否定してしまう。そんな大切なことを無駄だなんて思うのは失礼な気が。
そう思えば、私は誰よりも多くたくさんの人と接し、いろいろな状況も経験させてもらった。
私にも、私なりに持ってるものがあるかも…。そう思えたんです。
だから、何かあると何度も読み返しています。
ターニングポイントは人それぞれだし、感じ方・考え方も違うけど
何かに気付くきっかけってたくさんあって、自分がどこで感銘を受けるか、
どこで自分と向き合えるか、なんじゃないかなって思います。
私にとってこの「デイジー＊ラック」はとても大切な作品です^^