2020/01/19(日) 13:00キックオフ
味の素フィールド西が丘


2年連続の日体大vs早稲田の決勝戦。
ここ5年で3回目の名門対決。

観客席もメインスタンド、バックスタンドがめっちゃ埋まっていて、いい雰囲気。
3799人って発表があったけど、5000人入ると超満員感のあるこのスタジアムでのこの人数はとても良いね。

試合前にはゴール裏で各大学のミニ・オープンキャンパスがあって、机を出して観客(まあ、ターゲットは高校生だな)にアピールしてた。

学連の選手達が運営で沢山働いている。
金曜日も同じ方が働いていたので、関東の学生さんは…毎年大変だ…
ありがとうございます。


試合
日体大の試合巧者ぶりがすごい。
早稲田をほぼほぼ抑え込んでいる。
早稲田は良い選手が揃っているのだけど、孤立させて機能しないようにさせている。
日体大のチームとしての有機的な機能は素晴らしい。
大体大戦ですごいプレーをしていた早稲田#13 蔵田あかり選手も#5 茨木美都葉選手と#8 住永楽夢選手がほぼ抑え込んで、機能させなかった。

日体大は2トップがスピードとポストプレーに秀でているので、裏への狙いがズバリと言うかすごく機能していた。
#9 児野楓香選手は怪我から復帰して万全ではなさそうだけど、身体の使い方がとても上手くてポストプレーでボールをうまくコントロールして自分の優位な状況に持っていける。
#11 目原莉奈選手も今年になって長期休養から復活したのだけど、どんどん調子を上げていってるみたいで、できる子ってのを体現してるように見える。

中盤は#10 今井裕里奈選手が特別な選手として君臨してて試合を作っていた。
いや試合を作ってるってのは正しい表現では無い…かな。
特別なリンクマンとしてチームがスムーズに機能するように手を入れ続けたって感じの方がイメージとしては正しいかもしれない。

守備を考えた先にとても大きかったのは最終ラインの#16 関口真衣選手。
176cmの長身で早稲田のハイボールに競り勝って攻撃の形を作らせなかった。
早稲田の機能不全はこれが大きかったのかもしれない。
いや、早稲田は中盤の大きな武器が2人とも封じられて、2トップのポストプレーだけに頼る形となり、日体大に封じられたって流れのように思える。
早稲田は#10 村上真帆選手が試合を作れなかったのが、多分大きかったんだろと想像する。
今年は準決勝と関カレの1試合の半分しか見てないから基本コンセプトがよくわからないってのがある。

早稲田に思うようなプレーをさせなかったと言えば、#6 奥津礼菜選手。
豊富な運動量で早稲田にプレッシャーをかけ続けて機能不全をもたらしたんじゃないかな。
試合を決める中央からの抜け出し2点目のゴールもカッコ良かった。
三木防ラウンドのゴールも含めて、ゴールとゴール後のポーズがとてもカッコいい、いわゆる持ってるラッキーガール的な選手だった。
でも、ラッキーってのは、ポイントを見極めてアクティブに試合に関与してチャレンジしているからこその結果だと思う。
攻守にわたってとてもよく動いていて、チームを機能させていた。

あと、#21 三浦晴香選手。
まだ1年生だけど、チャレンジをガンガンしてる良い選手。
途中交代が多いのは、スタミナ面の問題なのかもしれないが、それが改善されたらすごく特別な選手となるかもしれない。
今もかなりのものだけど、日本を代表する意味でね。

早稲田の#34 廣澤真穂選手。
この試合は抑え込まれた感があるけど、これはチーム全体としてどうプレーしていくかの共通意識と言うか、この試合をどうやっていくかの基本戦術があまりに機能してないんじゃないか?って風に見えるので、選手個人としてどうこうって気持ちはない。
1年生で早稲田のレギュラーとしてプレーし、沢山点を取ってチームを勝利に導いていったって凄さをとても称賛したい。
本人はとても悔しかったみたいだけど、それが今後の成長にもつながると思う。
と言うか、めっちゃ期待しているので、人生がいい方向に進むように祈ってる。






なんか選手の事しか書いてないけど、試合としては日体大の圧勝と言って問題無いと思う。
前半で2点取って、後半は試合をコントロールしながら、選手交代で徐々に守備的にしていってのクリーンシートでの勝利。
日体大はなでしこ1部でキツイ試合をずっと強いられていたけど、その経験がインカレでの強さに現れたんだと思う。

選手個々のクオリティはピカイチのものがあると試合を見てて思うので、そのクオリティを出せるような何かがあると良いかな。


強かった。
チームの一体感とか半端ない。
フェアプレー賞も日体大。
実は三木防ラウンド、西が丘ラウンドと警告ゼロ&無失点。
グリーンなのに、守備がめっちゃ固い。
三木防ラウンドの相手がドン引きして来てPK狙いだったのだけど、そちらの方がPKにしたくない雰囲気もあって苦戦した感があったくらい。
西が丘ラウンドは、帝平、早稲田とドン引きしないからこそ日体大の強さと試合巧者ぶりが目立った。
関カレが6位だったので、インカレはノーシードの1回戦からで、ノーシードでの優勝はインカレ初らしい。


とても嬉しい😆
三木防、西が丘とチームに貢献し続けてたし、試合を決めるゴールもしてた。
ユース時代に所属していた2部の大和シルフィードに加入するかな?って期待してたが、1部のジェフレディースに加入が発表された。
がんばって沢山試合に出て欲しい。