テレビでRIZIN 14の那須川天心vsフロイド・メイウェザーのエキシビションマッチを観戦。

ルールはボクシングルールで3分3ラウンド。

エキシビションマッチとして考えると非常に高額なファイトマネーの900万ドル(9億9000万円)。

尚、那須川天心がキック等の非ボクシング的な動きをしたら、500万ドル(5億5000万円)の罰金。

ウエイトが以下の様に元々
メイウェザー 68キロ位(引退時ウエルター級)
那須川天心 55キロ(スーパーバンダム〜フェザー級)
階級が4つくらい違う。
計量当日は5キロ位違っていらしい。
その為、ハンデとしてメイウェザーは10オンスで那須川天心は8オンスのグローブをつけた。


ここまでは前置き。


この試合はエキシビションマッチでメイウェザーも散々エキシビションって言っていたので、双方の良いところを出すフィックスドマッチだと思ってた。
そうでなければ、メイウェザーが那須川天心の商品価値を落とすような勝ち方をするのか、落とさないように勝つのか、メイウェザーは全くパンチを受けずに3ラウンド終わって引き分けなのかの3つしかない。
ちなみに私はガチでやったらまともなボクシングとしての試合になると思ってなかった。


入場時で見た限りでは、メイウェザーは腹に贅肉が見られるように、体を全然作ってない。

入場時にマスクつけてきて、ゴング鳴っておちゃらけてたくらいにヒールとしての自分を出している。

50秒に那須川天心が左ストレートを出してメイウェザーに当たったように見えたけど、ほぼノーダメージ。

サービスタイムはここで終わって、あとはメイウェザータイム。
遊んでいるうちに3回ダウンさせて終わった。

残念なのは、こんなに雑なメイウェザー見たことないってくらい力押し。
那須川天心がサウスポーだから、L字ガードもなくガード上げて打つだけ。
大振りで繊細さもない。
いつものメイウェザーの相手のパンチを見切って、打ち終わりを正確に打つと言うラウンドが進む毎に相手がパンチを打てなくなって、それをタコ殴りする(だけど倒さず大差の判定で勝つ)のが全くなかった。

これでは単に那須川天心の商品価値がだだ下がり。

何故ちゃんと事前に打ち合わせしてシナリオを書いて双方合意して履行しなかったのか?
(そもそも個々の技量を考えなくても、ボクシングとして成立しない体重差なので、まともな試合にならない)

RIZINから見ても、大事にスターとして育ってきた那須川天心の商品価値を地に落としてどうするのか?
RIZINの視聴率が落ちまくっててどうしようもないから、スターを壊しても話題になりたかったのか?
これでは、RIZIN自体の価値も下がっただけなのではないか?
まあ、そこまでRUZINが追い詰められているのだったら仕方ない。

那須川天心が負うであろうダメージが全く考慮されずに試合が履行されたことがすごく残念。

メイウェザー以外の誰が得したんだ?