本当に身近にこんな事があるのですね。
毎朝挨拶に行く「チヨ姉さん」のお宅にお邪魔していた今朝の出来事です。

1本の電話が入りました。
お姉さんのお宅の電話は、ナンバーディスプレイにしてあって、登録してある電話からかかってくると「◯◯さんから電話です」と音声で知らされるようになっています。

いつもは登録してない電話はとらないお姉さんですが、携帯電話の番号だったので、今日はたまたまとったのです。

私は犬のチョコちゃんとリビングで遊んでいましたが、只ならぬお姉さんの心配そうな声に、顔を見てジェスチャーで「どうしたの?」と聞いてみました。
お姉さんは「息子から」と口パクで返事をしました。

なんでも、風邪で病院に行った息子さんが、院内で置き引きに遭って会社の書類などの入ったバッグをなくしてしまったと言うのです。

かけてきた携帯電話は上司に借りたもので、自分の電話にかけるとお母さんの個人情報などが漏れて迷惑をかけるから、絶対にかけないでくれ、と言われたそうです。

お姉さんは微塵も疑う様子がなく、声も息子に間違いないと言いました。
警察には届けを出してあるから、電話がかかってくるので家にいて欲しいと言われたそうです。
会社にも連絡をしないで欲しい、自分の携帯電話にかけないで欲しい…。
私は典型的なオレオレ詐欺だと思いました。

私は、本人の携帯電話に電話をして確認をした方がいいですよ、と言いましたが、お姉さんは動揺していました。

「私の携帯から電話しちゃいけないって息子に言われたの。」とお姉さん。
「じゃあ私の携帯からかけてみましょう」と私の携帯電話から息子さんの携帯に電話をしたところ、すぐにご本人が出ました。

お姉さんに電話を代わり、間違いなく息子さんだと確認が出来ました。
それからすぐに110番したのは言うまでもありません。

その直後にもまた詐欺師からの電話が来ましたが、今度は落ち着いて対処していました。

程なく若い刑事さんが二人で家に来て、
私達が事の経緯を説明している間に3回目の電話が鳴りました。

刑事さんが電話を取り「どこの息子だ!」と言って怒鳴り、事を終息しました。
私の住む町でも振込詐欺が大変多く、刑事さん達はとても対応仕切れず、犯人を捕まえるまでには至らないと話していました。

例え、末端の犯人を捕まえたところで、それはトカゲの尻尾に過ぎず、その末端の犯人は誰が首謀者なのかさえわからないそうです。

思い掛けない場に遭遇して、ちょっとドキドキしてしまいました。
お年寄りでなくても、こんなにあっさり騙されてしまうのだと思うと、本当に怖いことですね。

ひと安心した私達は、もっと弄んでやれば良かったねと、後になって色々とストーリーを考えました(笑)

それにしても私がいなかったら、お姉さんどうしていたかしら。
皆様も自分だけは絶対に騙されないと思うでしょうけれど、相手はその道のプロ集団です。
くれぐれも気を付けてくださいね。