記念すべき一件目のお客様は
2歳の男の子のお誕生日の撮影でした。
知り合いからのご紹介で
依頼して下さったご家族で
初めて会う私たち、初めての場所。
緊張して、全然笑ってくれないことには
慣れっこな私たちであったけど、
スタジオじゃないからオモチャはない。
次の予約はないから
時間をかけてあげることはできるけど
時間をかければいいってもんじゃないのが
子ども写真の難しいところ。
眠くなったり、お腹すいたり...
時間をかけることでどうにもこうにも
ならなくなることも多いのです。
小さな子どもから見たら
カメラマンなんて黒い塊を自分に向ける
ただの知らない人。
カメラマンの皆様すみません。
アシスタントの私なんて
初めて会っただけで馴れ馴れしい
ただの怪しい奴でしかない。
ごめん、アシスタントのみんな
本当にごめんなさい。(笑)
"知らない人について行ったら〜"
なんとかかんとか...ってやつ
どんな小さな子にでも当たり前のように
親ならみんな言うよね?ね!
それを小さいながらに守ってるのが
人見知りの子なんだと私は思ってる。
話逸れた...本題に戻ろう。
小さいからって
上手く伝えられないからって
何も分からないわけじゃないから
"今こういうこと(撮影)してるよ"って
伝えたらどうだ!と手渡したマイカメラ。
記録用にだいたい持ってる
「撮りたいところに向けて〜
このボタン押すのよ〜」って
教えてあげたら嬉しそうにボタン押してて
そのあと笑顔も残せて一件落着♡
と思いきや...
撮影終わりの帰りの車で
「笑顔撮れてよかったね〜」なんて話しながら
貸してたカメラのデータ見てたら
え...ナニコレ。
聞きたくないこと聞いた。
「この写真よりいいの...ある?」
あると言ってくれ...(心の声)
↑
大事な部分やけど強調はしたくないから
文字色、薄くしておくね♡
※この先はコンプライアンス的に(笑)
ご想像にお任せします(笑)
ただ思ったのは、私たちでは
撮ることの出来ない一枚が
この瞬間、ここに生まれたんだなと。
子どもの記念に、子どもの可愛い姿を
写真に残しておこうと父母は思ってたはず。
そんな時間が、こんな形で残るとは
思ってもみなかったはず。
子どもの目に映る、自分の姿なんて
見ることないし、見れるもんじゃない。
"こんな風に見えてるんだ"と
少し照れ臭そうに笑う2人が目に浮かぶ。
何年、何十年と時間が経って
変わってしまっても、忘れてしまっても
この写真が思い出させてくれる。
そんな一枚に出会いました。
私たちにとっても
何回でも見返す写真の一枚で
それを自分たちが残した写真じゃないなんて
笑えるけど悲しい現実(笑)
でも、この写真が写真について
一から考え直すきっかけをくれた。
いつまでも忘れることのできない
大切なはじめてのお客様です。
追伸.
あ、カメラマンの淳君が撮った中にも
いい写真たくさんありました(笑)
amie Kubo

