栄文さんがすき

食材学の権威、栄文さんは一見おかまキャラなのに芯はしっかりしていて、何より知識が豊富


最後の授業はコンフィチュールとヨーグルト


あまりに人として、好きすぎて‥授業後に教務部へ


太田青果市場と食肉市場に行きたいってお願いしました


また会いたいな
Why am I unkind to my friend!
I want to be angel...
人気のあった中堅のお笑い芸人がなくなったそうだ。遺言で葬式はバラエティ仕立てに行われ、電波に乗った。

若いジャニーズが雛壇に登って故人にまつわる早押しクイズをし、漫才師が笑いをとる。同期が悪癖さらけ出し、後輩が削る。おいしくする。

佳境に差し迫った頃、司会を任された相方がすっと台を降りる。
「あいつは最後まで芸人として生きたのに、ここでもう俺は泣いてしまう。忍びない。代わってくれ!」

仲間が「何を言ってるんだ。そんなこと、若手に抜かれてしまうぞ」
「お前は司会力があるのにもったいない。活躍の場を広げて欲しいとあいつが言っていた」
「お前がのし上がれなかったら、コンビの名前も消えるぞ!」と叫ぶ。


コーナーをやり通し、相方はよくのど自慢で流れた故人の十八番を流す。小さく口ずさむ自分の声に「ちがう、こうだ。もっと堂々と!」と相方の声が重なる。
「こうか!」
声を張る。笑顔を作る。
「そうだ。もっと!!」
上手くはないが、その癖のある歌い節と大きな声は愛されていた。一発ギャグにもなった。
「いいぞ!もっとだ!!!」
声をあげる。動きをつける。会場がつられるように歌い出した。みんな泣いていた。自分も泣いていた。
「もうお前のものだ!最後行くぞ!」
自分と亡くなった相方の声がはもる。
肩で息をつくと、会場は拍手で包まれた。

番組の最後は笑顔で終わり、テレビを見ていた私は仕事にプライドを持つってすごいなと思う。


故人の相方はその力が認められ司会業が増えた。コンビの名前は今も残る。