先日、電気自動車(EV)を充電しようと思い、EV充電スタンドに行きました。
そこのEV充電スタンドは、事前に登録しておけば、無料で利用することができたので、とても助かっていたのですけれども、2020年7月1日より、有料化されると貼り紙がしてありました。
EVのたくさんある魅力のひとつとして、ガソリンの給油にかかる費用に比べて、とてもお得だと思っていたので、今回、ガソリン車の燃費と、EVでいうところの電費をもとに、どちらの方がお得なのか、調べてみることにしました。
燃費に関しては、前回のブログ(燃費について)で記載した通り、以下の式で算出できます。
ガソリン価格 120 円/ℓ の場合、燃費 20 km/ℓ の車は、100kmを600円で 走れるということになります。(詳細は、燃費について を参照してください)。
よって、もしも EV が、100km を 600円 未満で走行できるようであれば、燃費 20 km/ℓ のガソリン車よりも、お得だということになります。
調べたところ、一般的に電費は、以下のように算出するようでした。
この算出式を利用して、ガソリン車と同様な方法で、費用を比較するためには、以下の値を特定する必要がありそうです。
- 電費を算出するために、実際に走行した距離に対する、消費した電気(力)量(kWh)。
- 電気使用量 1kWh あたりの電気料金。
電費に関しては、日産リーフの場合 Web上 で、以下のように実際の値を確認することができました。
この場合、電費は、4.3 km/kWh = 227.9 km ÷ 53.2 kWh なので、100 km 走行するためには、約 23 kWh の電気が必要だということですね。よって、電気使用量 1kWh あたりの電気料金が 26 円/kWh 以下であれば、ガソリン車 よりも EV の方がお得ということですね。 (考え方は、燃費について を参考にしてください)
電気料金に関しては、今回のEV充電スタンドの貼り紙には、以下のように記載されていました。
これでは、1分あたり約16円かかることは分かりますけれど、1分あたりどれくらいの電気量(kWh)充電されるのか判りません。
そこで、この充電スタンドのスペックを調べたところ、50kW のようでした。 ・・・? 電気に関して詳しいわけではないのですけれど、いろいろと調べたところ、以下の考え方により、電気使用量 1kWh あたりの電気料金は、 約 20 円/kWhてことですかね。
考え方:
もしもこの計算が正しいようであれば、以下のように、EV は、ガソリン車に比べて、お得だということですかね。
- 1,000円 あたり、約 48 km お得
- 100km あたり、約 135 円 お得
ガソリンスタンドとは違い、EV充電スタンドは、場所・種類によって以下の設定は、異なるようです。 よって、EV充電スタンドの状態によっては、ガソリン車の方がお得になるリスクは、あります。
- 充電スタンドのスペック (kW)
- 充電時間に対する電気料金 (円/m)
もしも、「高スペック」、「低電気料金」な、EV充電スタンドでは、ガソリン車に比べて、とても得するかもしれません。
ちなみに、日産リーフの場合、充電費用とは別に、会費のように、毎月費用がかかる(日産ゼロ・エミッションサポートプログラム3(ZESP3))ので、今度時間があり可能であれば、サポートプログラム料金も含めた費用について調べてみたいと思います。




