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西田 『 20年間のデフレはいったい何だったのか? 』

麻生 『 日本の戦後はインフレ対策をやってきただけで、
      デフレ不況対策をやった経験がありませんので、
      我々はこれを模倣すべきではないかと申し上げたが
      当時は多勢に無勢で認めてもらえなかった。

      戦った相手は竹中平蔵って方だったんですけど。

      この方とは徹底してダメだった。
      あちらは金融さえ緩めればっていう説だったんで。
      絶対、実体経済が伴わなければダメですと申し上げたが、
      残念ながら私たちは負けた方で。 』

西田 『 この20年のデフレの原因を考えるときに
      今、麻生大臣がおっしょっていることを、
      もう10年早くやっていればよかったんですよ。
      10年前に主導権をもっていたのは違う人、
      竹中路線だったんです。

      実は竹中路線がデフレを作ったと思っている

      片っ方で、官から民で政府支出を抑えましたね
      本当は社会保障費が増えてきますから、
      当然国民負担率を上げるべきだった。
      先に負担率を上げないと決めてしまったから
      支出を下げることになって財政削減されていった。
      当時金融緩和をやっていたけど、
      銀行につみあがったお金が、
      本来は国内に投資してくれるであろうと思って
      減税や金融緩和をしたのに、直接海外に投資されていった。
      海外にお金が行ったとことで、企業利益は大きくなりだした。
      借金を返して、お金が溜まりだしたけど、
      国内投資にも、社員の給料にも繋がらなかった。
      あのとき行ってきた構造改革的なことが、
      企業利益が上がっているようにみえるけど、
      実際に国民の利益にならなかった。
      実質GDPが増えたけど、名目GDPが下がっていった。 』

麻生 『 中小企業が海外に出やすいようにするのではなく
      中小企業が日本に残れるようにするのが本来あるべき姿だ。

      サムスンの場合は、国内のウォンを輸出のために低く抑えて、
      従業員の給料も安い、製品も安いから海外で売れる。
      利益が出たらそれは配当に回る。
      配当の70%くらいが外国人が持っておられる。
      日本は国内中心なので、その中間に答えがあるはずだ。 』