ヘナの色について♪


久しぶりにヘナの色について
お話をします。

ヘナは
インドの乾燥地帯にある
植物です。
この植物の葉っぱを粉末にしたものを
お湯で溶き、髪に塗布していきます。
ヘナはオレンジ色の色素を持っています。

ヘナは白髪にしか染まりませんので
黒髪の方はほとんど色が変わりません。

白いキャンパスを想像していただくと
わかりやすいのですが、

真っ白のキャンパスに
オレンジの絵の具を塗ると
白いキャンパスがオレンジ色に
なりますが、
真っ黒のキャンパスにオレンジを塗っても
黒いキャンパスは黒いままで、
ほとんど変わりません。

ヘナも同じような原理です。

ですので、
白髪の方はオレンジに染まり、
明るめのブラウンの方は、
赤っぽいブラウンに染まります。
暗めのブラウンですと、
深いブラウンに染まるという訳です。

例えば、
白髪と黒髪がある方は
白と黒の縞々ですので
オレンジと黒の縞々になります。

白髪が多いので、
オレンジになるのはちょっと...
という方は、
インディゴを混ぜて染めていきます。

インディゴはインドの湿地帯にある
植物です。
インディゴもヘナと同様、
葉っぱを粉末にしてお湯で溶いて
使います。
インディゴはブルーの色素を持っています。

染まる原理はヘナと同じです。
インディゴを単品で使うことは殆どなく、
ヘナのオレンジを和らげるための
補色として使用します。

オレンジとブルーを混ぜ合わせると
ブラウンが生まれます。
インディゴの量によって、
その色彩は変わります。


ヘナとインディゴの2色の限られた色で
幾通りもの細かなブラウンが
再現できるのです✨

植物染めは、奥が深いです!