おじいちゃんはくわをかたにかついで
畑でくわをふりおろし
ひたいにはたまのあせをかいて
汗を手ぬぐいでぬぐいながら
土とかくとうしていた

秋にはやまへいって
木の葉をあつめてくる
その木の葉で
腐葉土をつくる

竹でにわとり小屋をつくり

大きくなりすぎた小松菜を
刻んであたえる

うみたてのたまごは
近所の人へ

豚には
かまどで煮たえさを
あたためてあたえる

やぎも ぶたも にわとりも ひとも
みんな
おじいちゃんが好きだった

働いてきたその手には

正しさが
しわとともに刻まれている
働いて 働いて
大変だったはずなのに
その手は
筋肉質で
やわらかくて
あたたかかった

わたしは
そのぬくもりを
知っている


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