冬の貴重なひだまりに
うちの猫が横たわっている
のびをしてから毛繕い
いつまでも いつまでも なめている
目を細めたまま 手のつめもガジガジかじる
それからぐるりと身体を輪にして
満足げにうたた寝をはじめたとなりから
起こさないようにそっと写真を撮った

それからふた昔ほどたって
もう写真の中にしかあの子はいない
遠い昔のねこまんま
かつおぶしをたっぷりかけたごはん
もう みんな旅立って行ってしまったよ
死んだらあの世で会えるのかしら
死んだことがないからわからないまま
けれど心の中ではみんな生きている