こんにちは。本日は剣道に必要な体幹のトレーニングについてお話ししたいのですが、体幹のトレーニングは剣道に限って大切なことではありません。なぜかというと、体幹部の筋肉には抗重力筋という、まっすぐな姿勢を保つことや立つために必要な筋肉が多いので、スポーツに限らず、高齢者の方も、また小さなお子さんも必要な筋肉です。また体幹部にはとても多くの筋肉があるので基本的なことも抑えていきたいと思います。まず体幹の解剖から見ていきましょう。腹横筋です。腹筋の中で一番内側にある筋肉です。よくテレビでも紹介されている「ドローイン」というトレーニングによって鍛えられる筋肉です。多裂筋です。これは腰の一番内側にある筋肉で、腰の骨の左右には支えるものがないので、この筋肉がしっかり働いていないと、腰の骨がグラグラしてしまいます。腰痛の原因にもなります。呼吸筋の中で腹式呼吸をするために必要な筋肉です。働くとぐっと下のほうに下がりますので、内臓は押し出され、お腹が膨らみます。腹式呼吸ができているかはお腹が膨らむかで見るのが良いでしょう。腸腰筋です。これは脊柱から末梢の骨(手足の骨)についている唯一の筋肉で、とても重要な筋肉です。この筋肉は陸上の黒人選手で発達しており、パウエルは日本人選手の三倍この筋肉が発達しているという報告があります。骨盤底筋です。これらの筋肉を見るとお腹周りを一周していることが分かります。内臓は全て(背骨以外)筋肉によって支えられていることが分かります。これらが協調的に働くことで背骨へのストレスは減り、姿勢を良くするわけです。これはおしっこを止める筋肉でもあります。女性は特に出産などでゆるみやすく、尿漏れや腰痛の原因にもなるといわれています。ざっと一通りコアといわれる体幹の筋肉を紹介しましたが、ここの働きについてはまた別の機会にお話ししたいと思います。次はなぜ体幹のトレーニングが大切なのかということを重点的にお話ししたいと思いますが、話が長くなりますので今日はお話しする段落だけ紹介します。①体幹部の筋力がないと手足が疲れやすくなる、力を発揮しにくくなる②無駄な重心の移動が多くなる=次の動作が遅れる③関節痛を引き起こす④スピードが遅くなる⑤動きが固くなる上記のようなことが、体幹部のトレーニングによって改善されるといわれています。これらを一つ一つ説明していきたいと思いますので、楽しみにしていてください。今日も読んでいただきありがとうございました。
ひそかに剣道で全日本を目指そうとしている理学療法士₋武術を科学的な視点から解き明かし、人間の可能性を導く‐
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