遼くんは昨日同様にがんばってました!
最終日の日曜日は昨日以上に寒く、必ずしもゴルフ観戦日和ではありませんでしたが、多くのギャラリーが朝早くから応援(ほとんどが米国チームの)に駆けつけていました。
僕もあまり寒いので我慢しきれずに防寒ジャケットを朝一番で購入しましたが、これがなかったら大変でしたね。。。
普段はビールをがぶ飲みするゴルフファンもこの日は抑え目だったようです。
その代わり各所に設置されているトイレにはいつも長い列ができていました。
さて、最終日はSunday Singlesと呼ばれるマッチプレイフォーマットで12マッチがセッティングされていました。
遼くんは第7マッチで最年長49歳のケニー・ペリーとの対戦です。
ペリーは今年惜しくも最後に敗れましたが、4大メジャー第1戦のマスターズで大活躍したことが記憶に新しいです。
ペリーの3人いる子供たちはいずれも遼くんより年上だそうです。(笑)
ペリーの母親が1週間前に亡くなったこともあり一時は出場も危ぶまれていましたが、家族の支えで無事出場することになったようです。
試合はスタートから好ショットを連発するペリーに対して遼くんはクラッチパットで応酬するかたちで進んでいきました。
遼くんは6番ホールでティーショットを大きく左に曲げてしまいましたが、そこから圧巻の木の間抜きショットで窮地を逃れました。間近で見ていましたが、あそこを抜いていくとは信じられないショットです。
遼くん1UPの終盤16番ホールでペリーがべたピンにつけてイーブンにしたと思ったところ、遼くんはグリーンカラーから執念のバーディーパットをねじ込みました。
これにはさすがのペリーもショックだったようで、次の17番ホールで最後は遼くんのパットをコンシードして2 and 1で決着がつきました。
16番、17番では両チームのキャプテンとすでに終了した多くの選手が集まりかなり華やかな様相でした。
今回のプレジデンツカップでインターナショナルチームキャプテンのグレッグ・ノーマンにとって一番の喜びは遼くんの期待以上の活躍だったように思えます。
それはクロージングセレモニーにおける遼くんの紹介に現れていました。
「この青年を覚えておいてほしい、いやもうすでに皆に知れ渡っているだろう。彼はこれから長い間活躍することになるだろうから。」
他の選手をさらっと紹介する中、上記のような紹介をしていました。
キャプテンとして推薦枠で選んだ選手がこれだけ活躍するのはうれしいと思いますが、それ以上に遼くんのプレイスタイルやゴルフに対する気持ちに共感をもったようにも感じられました。
今回のプレジデンツカップの活躍で遼くんの米国と世界各国での認知度は明らかに向上しました。
米国でのテレビ解説でも10年-15年後は世界No. 1を狙うことができるだとうとも言われていました。
まだうまくないながらもしっかりと英語でインタビューを受け答えする姿は今までの日本人アスリートにない順応性を感じました。
今後は世界中で更に活躍できる舞台が増えることでしょう。
遼くん、世界に向かって羽ばたけ!